ついにデジタルオシロを
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いままでアナログのや工夫で何とかやってきましたが、ついにデジタルのオシロスコープを買ってしまいました。
RigolのMSO1074Zです。価格は今までのOS-5100Aとほぼ同等ですね。AliExpressあたりで輸入すればもう少し安くなりますが、劇的に異なるわけではないので安心をとって国内調達です。
OS-5100A購入時の条件は当然クリアしています。最低50MHzできれば100MHz⇒帯域は70MHzですが後から100MHzに上げることも可能なようです。2現象できれば4現象⇒4現象でさらに16本までのロジック入力(8本ごとにアナログ入力が減るのでロジック16本使うとアナログは2現象まで)ができます。遅延掃引⇒もちろん可能です。
デジタルならではの機能として振幅・周波数などの測定、カーソル表示、さらにはICバスや非同期シリアルのデコードなんかもできます。
まずは操作に慣れるためにTTLをディスクリートで作ってみたのNANDゲートに2MHzの矩形波を入れて見てみました。
これはUSBメモリで画面のスナップショットを取ってみたもの、こういうことができるのも便利なところですね。
CH1(黄色)に入力・CH2(水色)に出力の信号を入れています。
ロジック側も確認のためにD0に入力・D1に出力を入れています。アナログとの時間的なずれもありません。オシロとロジアナを別個に買うのに対するメリットですね。
不便なところとしてはツマミが複数の機能を兼ねていてメニューで選んでから操作なところ。特に縦軸の設定ツマミが共有なのはちょっと面倒です。まぁこの辺りはコストとの兼ね合いでしょうから仕方ありません。
つい昔勤務先で使っていたAgilentのMSO6104Aと比較したくなってしまいますが、あれ確かキャンペーン割引でも200万円超えだったので比べてはいけませんね。
最後に機種選定したときの他の候補を挙げておきます。
- Rigol MSO5074
1ランク上の新機種、パッと見で価格1.5倍程度なので気持ちが動いたのですが、ロジックプローブがオプションだったりシリアルデコードがオプション(MSO1074Zもオプションだったのですが発売が古いためか現在は標準で付いてきます)なのでそのあたり揃えるとかなり高くなります。縦軸ツマミが独立しているのは魅力です。 - Rigol MSO1074Z-S
MSO1074Zに信号発生器が付いたもの、個人的にあまり使わないだろうということでパスしました。 - Rigol MSO1104Z
帯域100MHzのもの、最後まで残ったのがこれで悩んだのですが... いざとなればアップグレードもできるし、その頃にはもっといいのが安くなっているかもということで最終的にパスしました。 - Rigol DS1074S Plus
ロジックプローブがオプションになっているもの、マイコン関係メインなのにロジック入力外してどうするということで... 早期に除外になりました。 - Siglent SDS1104X-E
ロジックプローブ標準のは見当たらないので一緒に買うのを前提に検討してみたのですが、プローブの入手性が悪いようなので残念ながら落とすしかありませんでした。