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MR820TR

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10BASE時代のハブですね。
家のネットワークを10BASE-2から10BASE-Tに移行する際に使ったのがこれだったかと思います。


正面から、表示は意外にシンプルです。ただ「COLLISION」などというランプがこれはスイッチではなくリピータハブであることを象徴しているといえるでしょう。


左端は10BASE-Tのポート8を反転するスイッチ。現在のようなAutoMDI/MDI-Xなどはありませんので、ハブ同士の接続かPCとの接続かで切り替えます。でもスイッチがあるのは良い方で、どちらのハブにも無いときはクロスケーブルを用意する必要がありました。
ポート8~ポート1までのコネクタ、上記切り替えができるのはポート8のみ。
続いて10BASE-2のターミネータをOn/Offするスイッチ。通常ターミネータは下写真のように外部に接続しますが、このハブを端に配置すれば省略できるわけです。

右隣は10BASE-2のBNCコネクタ。通常は上写真のように「T」を取り付けて使いますが、ターミネータを有効にしたときはケーブルを直結するはず。
次はAUIコネクタで10BASE-5のトランシーバとAUIケーブルで接続します。コネクタはD-SUB 15ピンですが、ロック機構がネジではなくスライド式になっています。このコネクタに直接(ケーブルを介さず)接続する10BASE-2や10BASE-Tのトランシーバも存在しますが、このハブにはあまり意味が無い(直接接続できるので)ですね。
10BASE-2とAUIは排他使用なのでどちらを使うか切り替えるスイッチと両方無効にするスイッチが続いています。10BASE-2と10BASE-5を併用することは少ないのでこういう仕様なのでしょう。
最近のハブではACアダプタ式のものも多いですが、これは電源内蔵です。

2017年5月16日追記:
後継機種のMR820TRXはまだ現行機種のようです。

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