Intel 8741A

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今回はちょっと変わったシングルチップのマイコンを紹介しましょう。

8741A
IntelのQD8741Aです。パッケージの違いはサフィックスで表すところが多いのですが、Intelはプレフィックスで表していて「D」はCERDIPになります。その前の「Q」は何でしょう?

さて、この8741Aは8748シリーズと同じ命令体系のマイコンで1kバイトのUV-EPROMと64バイトのRAMを内蔵しています。I/Oデバイスとしては8ビットのタイマと18本のGPIO、そして8ビットのバスがあります。

ちょっと変わっているのは最後のバスなのです。

当然80系のバスなのでRD, WR信号もあるのですが、これらの信号は出力ではなく入力ピンです。

GP2X-F100 (分解編)

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いつものようにGP2X-F100を分解してみました。

裏ブタを開けてみた
まずは裏ブタを開けてみたところです。

チェックランドがたくさんありますね。

電池ホルダの端子は基板に直接ハンダ付けされていました。反対側の端子はホルダ側に付いています。

両側に付いている赤黒の線はスピーカへの配線です。

ここまでは簡単に開いたのですが、この先はパズルのようでした。
本体+裏ブタという構造ではありません。周囲の部分を外さないと基板が取り出せないのですが、変形させながらでないと外せません。写真の上の部分は変な固定がされていて基板と一緒に外さないといけないし...

GI AY-3-8500-1

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今回のものは「昔はこんなものを一般に売っていたんだ...」というデバイスです。

AY-3-8500-1
これはGIのAY-3-8500-1です。赤いマーキングというのも珍しいですが、よく見ると消した痕のようにも見えますし、型番だけというのも怪しいですね。

実は購入したのは去年、国内のショップからなので最近の悪意あるリマーク品とは違うと思うのですがどうでしょう? マーキングにはマージナルゾーンのようなものが見え、スタンプで押したような印象を持ちます。騙す目的ならもうちょっとそれらしくすると思うのですが...

マルツ と Digi-Key

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最近、「Digi-Key社取扱い全製品680万アイテム以上を1個からマルツで購入できます」という広告をよく見かけます。

これを見て真っ先に思ったのはLCC84ソケットが安く買えるかも、でした。

単価が約1,700円だけど購入単位が100個と書いたのはDigi-Keyだったのです。上の謳い文句が本当なら1個から買えるのか、少し割り増しになっても3,000円よりは安く買えるのでは、と期待して見に行ったのですが...

残念、やはり100個単位でしか買えないようです。嘘つき...

これ、もともと需要が少ないのかDigi-Keyでは「非在庫保有商品」の扱いになっています。100個というのはおそらくメーカの出荷単位で、在庫にならないようにしているのでしょう。
マルツにしても在庫リスクは負えないと判断したのでしょうね。

事情は理解できるのですが、あの広告はいいのかなぁ。

PCI-SC200 SCSIボード

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Ultra Wide SCSI対応のDC-390Fを前に紹介しましたが、これは同じ系列のコントローラ搭載のボードでFast SCSI対応のものです。

PCI-SC200 表側
PCI-SC200、マザーボードやEee PCなんかで有名なASUSTeKの製品です。

Adaptecのものに比べてはるかに安価だったので何枚も持っていました。ただUltra SCSI対応版が出なかった(少なくとも入手できなかった)ので私は後にはTekramのSC-390シリーズに移行してしまいました。

Hitachi HD63C09P

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HD63C09EPを以前取り上げましたが、これは「E無し」のHD63C09Pです。

HD63C09P
日立のHD63C09P、3MHzのC-MOSです。

HD63C09EPでは2相クロック(EQ)を外部から供給しなくてはなりませんでしたが、このE無しでは水晶を直接接続できます。あるいは単相のクロックを供給することも可能です。

EQも入力ではなく出力端子となっています。

GP2X-F100

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こんなものもありました、Gamepark HoldingsのGP2X-F100というものです。

GP2X 上面
上面は携帯ゲーム機そのものですね。メーカとしては Personal Entertainment Player と称しています。

GP2X 底面
これは底面、電池の部分だけ厚くなっています。電源は単3電池ですが私はもっぱらEneloopを使用していました。

ラベルはハングルのみです。

続・懐かしいトランジスタたち

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以前、懐かしいトランジスタたちで2SC373を載せましたが、もっと有名な2SC372が見つかりました。

2SC372
東芝の超定番トランジスタの2SC372、hFEの低いOランク品です。

このお皿付きの独特のパッケージは東芝以外では見たことがありません。データシートでもJEDECやEIAJのパッケージコードは空欄になっています。

末期の頃は2SC1815などと同じTO-92になっていたという話を聞いたことがあります。

よく見るとピンの断面は円形のようですね。最近では金属板を打ち抜いた四角断面が主流です。

TL866Aが新しく...

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前に取り上げたTL866Aのファームウェアアップデートが無いか公式サイトに見に行ったところ、新製品 TL866 II Plus に切り替わっていました。

  • 1.8Vまでの低電圧デバイス対応(TL866A/CSは3.3~5V)
  • NAND型フラッシュメモリ対応
  • 書き込み速度の向上
  • 誤挿入の検知

といった改善が行なわれ、対応デバイスも約13000から約15000に増えています。

NANDフラッシュ対応は魅力的で価格も安いので将来の買い替え候補としてデバイスリスト等をチェックしてみました。

すると私の用途にはあまり適していないことがわかりました。
VPPの電圧が18Vまでになってしまっているのです。手元には21V書き込みのデバイスが結構あるのですが、それらが書き込めなくなってしまいました。
私は今のTL866Aを持ち続けたほうが良さそうです。

ただこれは私の特殊な事情です。

GAL22V10

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前にGALとCPLDのGAL16V8を取り上げましたが、GAL22V10もいつの間にか買っていたようです。

GAL22V10B-25LP
LatticeのGAL22V10B-25LPです。「-25」はPropagation Delayが25nsのもので、GALの中では最も遅い部類になります。

GALには主に16V8, 20V8, 22V10の3種類がありました。

GAL16V8は20ピンPALの16L8, 16R4などの置き替え用です。PALでは出力の形式(負論理の「L」、レジスタの「R」など)によって品種が分かれていましたが、GALではプログラマブルにすることによって品種の集約を図っているのです。さらにPALには存在しない組み合わせも可能になっています。

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