昔のクロック信号(電圧レベル編)

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先日のZ8581NS32C201, 8080用の8224など、昔のプロセッサには専用のクロックICが用意されていることがよくありました。

普通のロジックICで扱えないほど周波数が高いわけでも無いのに何故専用ICが用意されていたのでしょう?

それは電圧レベル的にもタイミング的にも特殊な信号が要求されることが多かったからです。通常ロジックレベルの矩形波を供給すればよい、組み込み用なら発振回路も内蔵されていて水晶を繋げるだけで良いこともある、現在とは状況が違っていました。

電圧レベル

Intel 8080

まずはかなり厄介な部類のIntel 8080のDC特性をデータシートから拾ってみます。

Zilog Z8581

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ちょっと珍しいZilogのICが出てきました。

Z8581PS
Z8581PS、18ピンDIPのICです。Zilogといえばプロセッサとその周辺デバイス、18ピンのこれは何でしょう?

16ピンのSN76489のような例外が無いわけではありませんが、CPUバスに接続するデバイスにしてはピン数が少なすぎます。

8581という番号からはZ8000シリーズ関連が疑われます。

導通チェッカ

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去年買ったまま放置していた導通チェッカのキットを組み立ててみました。

導通チェッカ
アクト電子さんが配布されている組み立てキットです。詳細は下記リンクを参照してください。

元はミノムシ付きのリード線を使用するようになっていましたがバナナジャックに換えてあります。状況に応じてICクリップやテスター棒などを使えるようにするためです。

導通チェッカ機能は大抵のテスタにも含まれていますが、これはちょっと違っています。シリコンのPN接合の順方向電圧より低い電圧で測定することにより、半導体を含んだ回路でも配線のみをチェックできるのです。

27C512

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これもいつ何のために買ったのか思い出せないものの一つです。

uPD27C512D-20
NEC製のμPD27C512D-20、アクセスタイムは200nsのものです。NECはこのようにプログラム電圧を記載しているものがありました。製造は1988年と思われます。

HDMI入力の無いテレビにBDレコーダを接続する

先日BDレコーダが不調と書きましたが、結局新しいレコーダを買ってしまいました。SONYのBDZ-ZW2500Mというもの、これまでも2チューナで特に困らなかったので2チューナ、容量は価格差が小さかったので2TBに増やしています。

最近は自動設定が充実しているので設置は簡単なはずなのですが、うちの特殊な事情により一筋縄ではいきませんでした。

HDMI2AVでも書いたようにテレビが古くてHDMI入力が無いのです。これまでもLKV384(今は新しくなってLKV384Proになっているようですが、私の使っているのは「Pro」の付かないほうです)という変換器でコンポーネントに変換して入力していたので今回も行けるだろうと軽く考えていたのですが、意外に手こずってしまいました。

まずは自動で繋がることを期待して接続してみたのですが正常に表示されません。

以前のレコーダは720pで映っていたので手動で出力解像度を設定すれば良さそうなのですが、正常に表示されないとメニュー操作もできません。

HDMI2AV (分解編)

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今回は予告したとおりHDMI2AVの分解編をお送りします。

基板 表側
基板の表側、左のHDMIコネクタから4対のパターンが繋がっている中央のIT6604EはHDMIのレシーバです。入力はHDMI直結、出力は24/30ビットパラレルのビデオと8チャンネルまでのシリアルのオーディオに対応しています。モード設定等はI2Cバス経由で行ないます。

HDMI2AV (外観編)

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以前取り上げたAV2HDMIはコンポジットビデオをHDMIへ変換するものでしたが、これは逆にHDMIをコンポジットビデオに変換するものです。

HDMI2AV
HDMI2AV、デザインもそっくりの姉妹品ですね。

これ買ったのはBDレコーダを買った直後でした。
いざレコーダを設置しようとしたら、何とテレビが古すぎてHDMI入力がなかった(さすがにLCDですし、地デジも対応です)からです。それでもどうにかして繋ごうと変換器をいくつか買ったうちの一つがこれです。結局、HDMI⇒コンポーネント変換を使ったのでこれは余ってジャンク箱に放り込まれていました。

AV2HDMI (分解編)

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AV2HDMIですが、動作確認も取れているので中を覗いてみることにします。

基板 表面
基板の表面はこんな感じです。コストダウンのためかネジ無しでツメのみなので、ツメが深く噛んでいて開けるのは結構大変でした。

左上のSTM8S00 5K6T6CはSTMicroelectronicsの8ビットマイコン、プログラム用のFlash EEPROMが32kバイト・データ用EEPROMが128バイト・RAMが2kバイトの小型のものです。おそらくビデオICの初期化程度なのでこれでも十分なのでしょう。

Tekram DC-390F

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またもSCSIボード、TekramのDC-390Fです。DC-390, DC-390Uもあるはずなので揃ってからと思っていたのですが、なかなか出てこないので今回はこのDC-390Fのみです。

DC-390F 表側
Ultra Wide対応で、ホストインターフェイスはPCIです。

コネクタは外付けドライブ用のCN1と内蔵16ビット用のCN2・内蔵8ビット用のCN3と3つありますが、同時に使用できるのは2つまでです。でないとこのボードのところでバスが分岐になってしまいますから。

中央のホログラムシールが貼ってあるのがSymbios製のコントローラ、剥がして確認はしていませんがおそらく53C875と思われます。

BDレコーダが不調に...

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BDレコーダのHDDが一杯になったので一部をBD-REに書き出そうとして半分くらい記録済みのディスクを入れたら「このディスクは操作できません」と表示されて認識しなくなってしまいました。

ディスクを取り出して目視確認しても傷や汚れは見当たりません。HDDにはまだ見ていない番組入っていたのに、書き出すこともできなくなってしまいました。

気を取り直して新品のBD-REを入れても状況は変わりません。レコーダをリセットしてみると直ることがあるという話も聞いたことがあるので試してみましたがやはり駄目です。

最近までBD(R,REではなく市販のソフト)は普通に使えていたのに...

ふとそのBDソフトを入れてみたら、ちゃんと見られるではないですか。ということで手持ちのディスクをいろいろと試してみたところこんな感じです。

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