PC-1246の思い出

ちょっと思い出したのでシャープのポケコンPC-1246の思い出を書いてみようかと思います。

中学生の時、クラスメイトにPC-1245を持っているのがおりました。非公式ですがマシン語やグラフィック(キャラクタLCDなので横5ドットごとに1ドット分の隙間はありますが)が使えるという情報があり、当時電車通学していたこともあって欲しくなってしまいました。

それでお金を貯めて買いに行ったのですが......

ちょうど後継機のPC-1246が発売されており、かなり高速化もされているとのことで、若干の不安もあったのですが新しいPC-1246を買ってしまったのでした。

これ確かに公式には上位互換の後継機なのですが、CPUも全くの別物に変更されており、マシン語もグラフィックも使えません。

弄り始めてすぐにそのことに気づいて愕然としたのですが、非公式の機能が使えないからと言って文句を言う筋合いはありません。

それでも何か出来ないかと探り始めました。

PLLシンセサイザ(その3)

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かなり間が空いてしまいましたが諦めたわけではありません。参考になりそうな本を探して読み始めてみたりしています。

そんな中でこんなものを入手しました。


MC145157P2、これまで使っていたMC145106と同じような機能のデバイスなんですが以下の点が良さそうだったので買ってみました。

  1. 基準信号側の分周器に任意の値が設定できるので水晶選択の自由度が高い
  2. 分周器の設定がシリアルなのでマイコンとの相性がいい
  3. 分周器が14ビットもあるので細かな設定ができる

残念ながらこれも過去のデバイスなので安定的に入手は出来そうもありませんが、たくさん作る必要のあるものでもないし構わないかなと。

それでは、いま参考にしている本を挙げてみます。

RX621ボード

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秋月に寄ったらルネサスRX621のボードが安かったんで深く考えずに買ってしまいました。


ハンダブリッジをリワークした訳アリ品ということで1000円でした。マイコン単体より安いです。

開発セットではないので基板1枚だけでソフトウェアなどは一切ないですが、Universal Monitorの移植をしたいだけなので問題ありません。

P(unch)コマンドの拡張

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先日Universal MonitorのH8/500移植をやってP(unch)コマンドまで実装しましたが、H8/300には未実装になっていたのを思い出してこちらも実装しました。

その前に......

これまでH8/300とH8/300Hのノーマルモードを同じものと勘違いしていまして、アドバンストモードを使うか条件アセンブルするようにしていました。とはいえH8/300もH8/300Hのノーマルモードも動作環境は無いので、基本H8/300Hのアドバンストモードを前提にレジスタ間接アドレッシングなどの切り替え準備くらいで書いていました。

ふと、手元にH8/330(これはH8/300ファミリ)があるのでこれ用にアセンブルできるか試してみたところ予想外に大量のエラーが発生しました。それもアドレス長が異なるどころではなく、INCのような基本的だと思っていた命令が無いといったものが大量にです。

選択を外した話

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選んだ時点ではどちらがメジャーになるかわからず、後になってマイナーな方を選んでいたって気づくこと、よくありますよね。

有名なネタとしてはβとVHSでしょうか?

うちは幸い最初からVHSだったのでこれは当たりませんが......

そんなものを思い出して書いてみます。

スーパーレール と プラレール

子供向けの鉄道のおもちゃといえばプラレールが有名ですが、私の子供の頃には同じトミーでスーパーレールというのがありました。

サイズ的にはプラレールと同じくらいですが、もう少し現物に近い形状です。線路は枕木とレールが黒い樹脂の一体成型でレール上面が銀色に塗られていました。車輪もフランジの付いたものでした。乾電池を入れて走るところは一緒ですね。

今から思うにプラレールからNゲージなどの鉄道模型への橋渡し的な位置づけだったのかもしれません。

当時買ってもらったのはこちらのスーパーレールでした。どんな車両持っていたかなどは残念ながら憶えていません。

インチ定規を買ってみた

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とある目的で国内で入手の難しいインチ定規を米アマゾンで買ってみました。


ミツトヨのNo.182-207というものです。

日本では計量法という法律でインチ表記の入った計量器の販売が原則禁止されている(販売目的でなければ輸入・所持はOK)のでわざわざ海外から購入したのですが、なんとラベルには日本語が...... しかも日本製でした。

条文読み直したら輸出するものは問題ないらしいですね。


長さ6インチ(約150mm)のおそらく一番短いタイプです。

ダンプ入力とチェックサム

H8/500にUniversal Monitorの移植をしていてIntel HEXやMotorola S-recordのコードを書いていたら、そういえば大昔のチェックサムの話を書いていないなぁと思い出しましたので今回はその辺を書きたいと思います。

チェックサムと言えばもっとも簡単な誤り検出符号の一つで実装が簡単なので昔から使われてきました。

最近はCRCとかが用いられることが多くなりましたが......

ですが今回書こうと思うのは主に1980年代頃のパソコン文化としてのチェックサムのお話です。

今パソコン用のソフトウェアを配布するとしたらオンライン配布が当たり前、少し前ならフロッピーディスクやCD-ROMといった物理媒体も多かったですが、パソコンの黎明期から1980年代末くらいにかけては紙に印刷したものを書籍や雑誌の形で流通させユーザが手入力するという形態も広く用いられていました。

そんな面倒なことはやってられないという人のためにカセットテープやフロッピーディスクの販売も行われていましたが、暇はあっても金は無い学生は雑誌を買って打ち込むというのはよくあるソフトウェアの入手手段でした。

H8/532ボード(ソフトウェア編)

ボードが出来たら動作確認です。

まずはφに1/2のクロック(8MHz)が出てくるのを確認します。これで電源が正しく供給され、デバイスも生きているらしいことがわかります。

続いてバスにLED繋いだ状態で短い無限ループを実行してみます。最短2バイトでループできますが、アドレスバスのLEDを見ているとかなり先(4バイト?)までプリフェッチしているらしいのがわかります。

ここまで来たらいつものようにUniversal Monitorの移植に入ります。

最初はコンソールとしてEMILY Boardの仮想UARTで書き始めましたが、文字列表示までできたところで内蔵SCIにも対応しました。日立のSCIは共通なのでH8/300用をそのまま移植して動きました。

H8/300とH8/500は同じH8ファミリで似ていますが、大きく異なる点もあり同一ソースから条件アセンブルは無理と思います。

H8/532ボード(ハードウェア編)

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PLLが途中ですが、並行して作っていたマイコンボードが動き始めましたのでそちらを取り上げようと思います。


H8シリーズの最初のH8/532のボード、もちろんEMILY Boardで動かします。

幸いノンマルチプレクスバスなので通常のユニバーサル基板を使用します。配線も一対一接続なので厄介なところはありません。

一応未使用ポートをピンヘッダに出して、SCIもTTL-232R-5Vを接続できるようにしてあります。

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