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出土品

出土品

自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は

  • 物心つく前から家にあったもの
  • 旬な時期に入手して使っていたもの
  • 旬な時期に入手したものの、死蔵していたもの
  • 旬を過ぎてから入手したもの

など様ざまです。

特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。

ADC0809

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今回はA/Dコンバータ、古いデバイスですが現行品です。

ADC0809CCN
National SemiconductorのADC0809CCN、8チャンネルのマルチプレクサ付きの8ビットA/Dコンバータです。会社はTexas Instrumentsに買収されましたが、デバイス自体は存続しています。

逐次変換型のA/Dコンバータで、CPUバスに直結可能なことから1980年代には個人製作では定番のように使われたデバイスです。8ビットで最大10kS/sという性能から音声サンプリングには向きませんが、温度・湿度などのセンサ用にはチャンネルが多いこともあって好都合でした。あとはアナログ式のジョイスティックの読み取りにも使われました。

懐かしいトランジスタたち

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サーバはまだ直っていませんが、httpは使えるので懐かしいトランジスタを少し。

2SC373
今話題の「東芝」製のトランジスタ2SC373です。偶然見かけたので入手しました。

TO-92の下にお皿のついたこのパッケージ、懐かしいですね。「シルクハット型」と呼ぶ人もいます。
有名なのはこの2SC373ではなく一つ若番の2SC372ですが、日電の2SC945とともに子供のころの工作の定番でした。ちなみに372と373の違いはhFEのみのようです。それぐらいなら末尾のY, O, GRなどのランクわけで十分な気がします。

後期のものではお皿がなくなったらしいのですが、実物を見た記憶はありません。

電流計付き安定化電源 (パネル編)

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作りかけの安定化電源が出てきました。今回はそのパネル周りです。

前面パネル 表側
まずは前面パネルです。

上の窓には4桁の7セグメントLED表示器が2つ、電圧計用と電流計用です。
その下は左から電源スイッチ、電圧調整用のツマミ、電流調整用のツマミ、出力端子になります。「安定化電源(可変式)」の最後で少し書いていた改良版なのですが、「出力を出さずに電圧調整ができない」点の改善は盛り込まれていませんでした。出力端子の上に少し空間があるのでもしかしたら追加するかもしれません。

表示器の穴はフライスマシンで開けたはずなのですが、あまりキレイではないですね。

8253 PIT

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80系ファミリのカウンタICも出てきました。

M5L8253P-5
三菱のM5L8253P-5、Intelの8253 PIT (Programmable Interval Timer)の同等品です。「747106」がデートコードと思われますが、三菱のは読み方がわからないのでいつ作られたものかは不明です。

これはPC-9801シリーズやPCにも使われていた(PCには今でもこのICの機能は含まれているはず)ので、プログラムしたことのある人も多いかと思います。特にPC-9801シリーズではブザーの回路に使われていたので、変わった音を鳴らそうとすると避けては通れないデバイスでした。
ただ私はあまりこれを使った記憶がありません。

ドリルとエンドミル

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昨日のフライスマシンで使用していた刃物もたくさん出てきました。これはその一部です。

6.0mmドリル
これは普通のドリル(径は6.0mm)です。これはもちろん軸方向(写真では左方向)に進めて使用します。

昨日のマシンは上下移動をレバーで行なうようにすることもでき、その場合はボール盤として使用できます。
本物のボール盤のテーブルは主軸の下に穴がありますが、これには無いので注意して使わないとテーブルに穴を開けてしまう恐れがあります。私はワークの下に適当な板等を敷いて作業することが多かったですね。

Proxxon No.16000 フライスマシン

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15年位前に購入したフライスマシンです。

No.16000 フライスマシン
Proxxon製のフライスマシン No.16000です。片手でも持ち上げられる程度の小さなものですが、真鍮やアルミ程度なら加工可能です。もちろんザクザク削るパワーも剛性も無いので少しずつ削らなくてはなりません。

Hitachi H8/330 OTP

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前に紹介したH8/330のOTP (One Time Programmable)品も出てきました。

HD6473308CP10
日立のHD6473308CP10、パッケージはPLCCです。UV-EPROM版はHD6473308CG10でしたので単なるパッケージ違い品という扱いです。

日立のHD64Xxxxx型番のマイコンは「HD64」の次の1文字でROMタイプを表しているようです。

Sharp MZ-80KP5 (分解編)

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今回はプリンタMZ-80KP5の分解編をお届けします。

トップカバーを外したところ
まずはトップカバーを外します。左奥にはコントローラ基板、右奥には電源があります。電源はスイッチング式ではなく、大きな電源トランスが入っていました。どうりで重いわけです。

手前側はプリンタメカです。モータは右側に2つありました。シャフトの奥にあるのが紙送り用、手前にあるのがヘッドの移動用です。どちらもステッピングモータです。

Am2900シリーズ

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今回のものはAMDのAm2900シリーズの一つAm2911です。AMD製ではなくNational Semiconductor製のIDM2911AJCになります。

IDM2911AJC
パッケージは20ピンのセラミックDIPです。資料によるとLCCのモノもあったようです。

一般にCPUのシリーズというと共通の命令セットで性能や規模の異なるもの・用途別に周辺デバイスを内蔵しているもの等を指しますが、このAm2900シリーズはまったく異なっています。CPUを構成するのに必要とされる各機能を、しかも4ビット毎に分割して、切り出したものなのです。

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