メモリ基板: DPSRAMを使った理由
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前回に引き続きメモリ基板についてです。今回はDPSRAM構成になった理由を書いてみたいと思います。
これまでに検討した方式には次のようなものがあります。
- SRAM only
一番最初に考えたのはSRAMのみを使うものです。256kbit(32k×8bit)SRAMを2つ使えば多くの8ビットCPUのメモリ空間を満たすことが可能です。これをROMエミュレータと同様に切り替えて使います。ターゲットと同時にアクセスすることはできませんので、アクセスするときはターゲットCPUをリセットしておきます。ターゲットとして特定のCPUを想定しないのでZ80のBUSRQやWAITのような信号を使ってアービタを実装するわけにはいきません。起動させるだけならこれでも構いませんが、何らかのモニタを動作させようとすると最低限コンソールが必要です。