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パーソナルなコンピュータの補助記憶事情 (第7回:光ディスク)


オーディオ用CDが登場したのが1982年、ディジタル記録しているこれをデータ記録用に使おうとするのは自然な流れで1985年にはPC用のドライブが発売されました。

日本で有名なのは1988年の家庭用ゲーム機PCエンジン用のCD-ROM2と、1989年にCD-ROMを標準搭載した富士通のFM TOWNSでしょうか。
CD-Rはちょうど開発された頃で、「CD-ROM」の名の通りプレスされたデータを読むだけのものでしたが、ソフトウェアの配布用には適していました。ソフトウェアの容量が大きくなりフロッピーディスクでは枚数が増えてきたからです。
また600~700MBの大容量を生かして辞書を入れたり、音声トラックと共存できることからソフトウェアの動作と連動して音声を再生したりといった使い方もされました。当初は標準的なHDDより大容量だったこともあり、インストールせずに使う時にディスクをセットする使い方も多かったです。

私が最初に買ったのは1993~1994年頃だったと思いますが、PC内蔵用のドライブが数万円したでしょうか。

最初はインターフェイスはほとんどがSCSIでした。ただCD-ROMのためだけにSCSIホストアダプタを必要とするのではコストが大きいので、ドライブメーカが独自のインターフェイスを採用するようになります。

サウンドボードにこれらのインターフェイスが付いていることもありました。当時のドライブは音声トラックの再生はアナログ信号で出てくるのでサウンドボードにそれ用の入力端子があってミキシングするようになっていたこともあり、CD-ROMドライブとサウンドボードは一緒に使われることが多かったためと思います。PAS16 LMSIなどがその例です。

ATAPIが登場するとほぼこれに統一されました。

CD-Rを購入したのはもう数年後、ドライブが10万円を切ったころのことでした。メディアもまだ高価で、1枚3,000円ほどだったと思います。
CD-Rの書き込みは一気に書かなくてはいけない(途中で待つことができない)ので、データ転送が滞ると失敗します。そうすると高価なメディアがパーです。また衝撃にも弱かったようです。書き込み中はPCで他の作業はしない、机にぶつかったりして衝撃を与えないように、じっとしているか席を離れるようにしていたものです。ISO9660イメージを事前に作成しておくのも基本です。
その後ドライブ内のバッファの増大、PCやバスの転送速度の向上、中断箇所から書き込みを継続できるようになったこと等でこのバッファアンダーラン問題は収束しました。

消去が可能なCD-RWもありますが、CD-Rのメディアが安くなったのでこれを使い捨てることが多いですね。

DVDになると容量は約7倍の4.7GBになります。さらに両面・2層にして17GBまで規定されています。
読み出し専用のDVD-ROMの他、追記可能なDVD-R, DVD+R、再使用できるDVD-RW, DVD+RW, DVD-RAMがあります。前述の両面・2層も含めて組み合わせが複雑なのが困ったところです。

CDの音声はCD-ROMとは別モノですが、DVDではVideoとデータ用は共通です。その証拠にDVD-VideoをPCで覗くとファイルとして格納されているのがわかります。CDでは音声トラックのデータは専用コマンドで読む必要があります。

Blu-rayになると25~125GBの容量となります。BD-ROM(読み出し専用)・BD-R(追記可)・BD-RE(書換え可)があります。

光ディスクは一般的にメディアが交換できてかつ安価であることから多数のメディアを入れ替えて使うことが多いですが、これを自動化する機器もあります。多くは個人には手の届かないものですが、比較的安価なものもありました。MBR-7はCDを7枚セットして利用することができます。

次はMOディスクについて書く予定です。


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