半導体

Link Adapter

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IMST805はLinkを使えば外部にメモリなど接続しなくても動かせそうと書きました。このLinkですが、Transputer同士なら線を繋ぐだけで済みますが、他のマイコンと接続するにはどうすれば良いのでしょう?


このIMSC011はLink AdapterというものでLinkとパラレルの変換をするものです。

当初Linkの波形を眺めていて「これUARTを反転すればいけるのでは」と気付いて調べたのですが、最低速の5Mb/sで動作するモノはあまりなさそうでした。使おうとしたAVRのものも2.5Mb/sが限度のようです。

それでいろいろ読んでいるうちに専用のLink Adapterなるものがあるとわかり、eBayで探したところ普通に買えることが分かったのでいくつか買ってみたのでした。

NS8250と仲間たち

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NS8250系はあまり使っていないとVL16C450で書きましたが、いつの間にかたくさん集まってしまいました。


まずは元になったNational SemiconductorのNS8250Nです。

型番からIntelの8251 USARTや8255 PPIなど仲間のようにも見えますが、NSがオリジナルです。

特徴などについては前回の記事を参照してください。


これは同じNS製のNS16C450N、Cが付くのでCMOS品です。

Omron EE-CF4

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日米商事に寄ったらちょっと面白いものがあったので買ってみました。


オムロンのEE-CF4というフォトカプラです。

何が面白いのかというと、ふつう多回路のフォトカプラは型番の末尾に回路数が「-2」「-4」のように表記されますが、これは同じ表記が4つ並んでいるんですよね。1ピンマークにあたる白丸も4つあって、あたかもたくさん並んでいるところから必要数分を切り出してきたみたいです。

以前切るなんてアリ?にも書いたようにフォトカプラは構造的に切り分けることは可能ですが……

端面をよく見ると切断したようにも見えます。

Yamaha V9938

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i960SAから続いていた買っちゃったデバイスシリーズも今回で終わりです。


ヤマハのV9938、今回はプロセッサはプロセッサでもマイクロプロセッサではなくE-VDP(Enhanced Video Display Processor)です。

以前取り上げたV9958の元になったデバイスです。V9938からV9958の変更点をデータシートから拾ってみると以下のようです。

DS0026 MOSドライバ

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これもしばらく前に購入したまま忘れていたものになります。


National SemiconductorのDS0026です。

これはMOSドライバと呼ばれるもので、TTLレベルの入力をレベル変換すると同時に大きな負荷容量を高速で充放電するための強力なバッファでもあります。仕様によると1000pFの負荷に対して立ち上がり時間が最大35nsというのですからその強力さがわかろうというものです。出力レベルは電源電圧で決まり、最大約20Vまで出せます。

こんなもの何に使おうと思って調達したのか、もうかなり前になるのではっきりしたことは憶えていませんが、おそらくはCP-1600のクロック用だったのではないかと思います。8080用の8224で代用できないかと書きましたが、レベル的には何とかなってもステートの管理とかあってかえって面倒かもと単独のドライバを探したような気が……

Z8010 もう一つ

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Z8010 MMUは以前にも書きましたがeBayへの出品数も少なく予備を調達していたのでした。


SGS製のZ8010BD1です。1986年製かな。

Z8010BD1から10MHz品です。Aが6MHz品、空欄が4MHz品になります。

前に4, 6, 8MHzがあるようですと書きましたが、あらためてZilogのデータブックを確認したところ6MHzと10MHzがあったようです。まぁデータブックの発行時期によって変更あったのかもしれません。

HD3-6402

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ちょっとCPUバスではないUARTが必要になるかもということでこんなものを買ってみました。

HD3-6402R-9 写真
HarrisのHD3-6402R-9、1991年製と思われます。

これまでに様々なシリアルのデバイスを取り上げてきました。Intel 8251 USARTMotorola MC6850 ACIAなどなど、いずれも何らかのCPUバスに接続する前提でしたがこれはちょっと異なります。

まず送信と受信のデータは別ピンになっています。ビット長やパリティなどの通信フォーマットはコントロールレジスタではなく独立ピンです。受信レディ・パリティエラーなどのステータスも同様です。

そのため1チャンネルのみですが40ピンのデバイスとなっています。

サウンドICでてきた

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またまた探し物してたら買った記憶の無いICがいくつか出てきました。aitendoの袋に入っていたのでそう古いものではないはずなのですが......

送料無料まであとちょっとで適当に追加したのかなぁ......


一つ目はSMC0100S、見つけたデータシートにはアラーム音としか記述がありません。


お次はSMC0608S、データシートは上と共通でそのまま挿し替え可能なようです。こちらは6音入っているようですがどうやって選択するんだろう?

踏んだ・ひしゃげた・折れた

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昨日のことです、椅子から立ち上がろうとした瞬間、足の裏から変な感触がありました。

何か踏んでしまったようです。

何だろうと思って取り上げてみたところ......

やっちまった。


LED Flasherの基板がいつの間にか机から落ちていてそれを踏んでしまったようです。

基板は裏返し(ハンダ面が上)に落ちていて、LM3909Nを支点に真っ二つに折れてしまいました。

まぁ試しに組んでみただけなので回路は別にいいのですが、貴重なLM3909Nの足があらぬ方向に曲がってしまいました。ソケットは無事だったのでピンセットで簡単に抜くことができました。

MC6847

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またちょっと古いICが出てきました。


MotorolaのMC6847P VDG(Video Display Generator)です。

これはNTSCテレビにキャラクタやグラフィック表示をするためのもの、NECのPC-6001シリーズに使われていました。類似のモノだとMSXなどに採用されたTexas InstrumentsのTMS9918シリーズが有名ですね。

両者は表示モードの方向性など多くの相違点がありますが、最大の違いは表示用メモリの扱いでしょう。TMS9918系がCPU空間とは独立したメモリ空間を持ちDRAMコントローラ機能も内蔵しているのに対し、このMC6847はMPUのメモリ空間の一部を表示メモリとして使用します。そのためMPUとVDGからのアクセスを調停する何らかの回路が必要です。以前取り上げた74LS783はこの機能を持っていました。