半導体

LED Flasher

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去年入手したLM3909、せっかくなので一番簡単なLED Flasherを組んでみました。


『初歩のラジオ』1981年1月号掲載のものをそのまま作ってみました。

とてもシンプルで、外付け部品は100μFの電解コンデンサとLEDのみです。

これに電源として1.5Vを加えると約1秒に1回LEDが光ります。デューティは低く光るのはほんの一瞬です。ちなみに電源電圧を上げると点滅周期が短くなります。

LM3909

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1980年頃の『模型とラジオ』『初歩のラジオ』などの常連だったデバイス、ふと思い出したらまた遊んでみたくなってeBayで買ってしまいました。


National SemiconductorのLM3909 LED Flasher/Oscillatorというものです。

LEDの順方向電圧は低い赤色でも2V程度あり乾電池の1.5Vでは点灯できません。そこでコンデンサを利用して電圧を上げるのが本ICです。懐中電灯などに取り付けて暗いところでも見つけやすくするというのが用途として考えられていたようですね。

なのですが、やたらと応用範囲が多いんですよ、このICは。

データシートにも、トライアックのトリガ、LEDの点滅、矩形波発振器、ブザー、豆電球の点滅などが挙げられています。ネットを探すとアンプにする話なんかも出てきますね。

MAS3507とDAC3550

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出てきた中にはスイッチやコネクタだけでなく半導体もあります。


まずはMAS3507D、これはMP3デコーダICでDC-DCコンバータも内蔵しています。出力はI2Sなので後段にはD/Aコンバータが必要です。

MP-ROMの他、確かmpmanにも使われていたような記憶があります。mpmanの内部はまだ取り上げていないので近いうちに分解写真を撮りたいですね。

LQT-100KX

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探し物をしていたらまた色々なモノが出てきました。

ということで今回はコレ。


京セラのLQT-100KX、分周回路を内蔵した水晶発振器です。

水晶発振器モジュールなど無数にある中、このシリーズの特徴は周波数がやたらに低いことにあります。例えばこのLQT-100KXの出力は 12.5kHz, 25kHz, 50kHz, 100kHz で、シリーズの中ではこれでも高い部類です。

低いものではLQT-50X-3が 12.5Hz, 25Hz, 50Hz、LQT-60X-3は 15Hz, 30Hz, 60Hz です。これは電源同期式だったものの置き換えに良さそうですね。

これ原発振はどれくらいなんでしょう?

時計用に32.768kHzがあるので100kHzくらいならそのまま行けそうですが、50Hzなどはもっと上で発振させて分周かな。

27CX642

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今回のものもTMS7000と一緒に買ったものになります。


ICT 27CX642、8x×8bit構成の高速UV-EPROMです。

少し前にTwitter(現X)で27CX322を見かけて資料探したりしていたのですが、類似品で容量の多いこれを見つけて買ってしまったのでした。

容量は一般的な2764と同じですが、ピン数は4本少ない24ピンとなっており、バイポーラPROM互換とのこと。電源(2), アドレス(13), データ(8)で23本、残り1本がCSです。

TMS5501

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先日のTMS7000のついでにこれも買ってしまいました。


Texas InstrumentsのTMS5501、Multifunction Input/Output Controllerと呼ばれる8080用のペリフェラルで以下の機能を持っています。

  1. 8ビットの入力ポート
  2. 8ビットの出力ポート
  3. 5つのインターバルタイマ
  4. 調歩同期シリアル
  5. 割り込みコントローラ

パラレルポートは入出力が固定されており、8255 PPIやMC6821 PIAのようなハンドシェイク機能もありません。入力ポートの1ビットは割り込み入力としても使用できます。

MC145163

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えー、今回も最近入手したデバイスになります。


MotorolaのMC145163Pです。キズが多いことからわかると思いますが中古品です。

これはMC145106MC145157などと同じPLL用のICです。2つの分周器と位相比較器を持っていることも一緒です。

基準クロック用の分周器は1/512, 1/1024, 1/2048, 1/4096の切り替え式になっています。

メインの分周器は1/3~1/9999です。1/9999からわかる通り入力はBCDコードになっています。これはマイコンなどではなくサムホイール(サムロータリ)スイッチなんかを前提としているんでしょうね。

BBD

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ちょっと珍しいデバイスが出てきましたので今回はそれについて書いてみたいと思います。


それがこのMN3208、8ピンですが少し変わったパッケージですね。14ピンの内側6ピンを抜いたようなものです。

これはBBD(Bucket Brigade Device)と呼ばれるオーディオ用の遅延素子です。原理は...... 大雑把にアナログ値を扱えるシフトレジスタといったところでしょうか。大量のコンデンサを並べて電荷を順に転送していくことからBucket Brigade(バケツリレー)と名付けられました。

MN3208は2048段でクロックは10~100kHzなので遅延時間は10.24~102.4msとなります。えっ、計算が合わないって?

2相クロックを用いて1つおきに空にしている(でないと転送できない)ためです。

3SF11を動かしてみた、はず

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以前3SF11を動かした記憶があるのでその時の記事を探していたら......

どうも若干の写真を撮っただけで記事など書いていませんでした。ファイルのタイムスタンプによると4年前のようです。今回はその写真と記憶をたよりに書いてみたいと思います。


これがその時に作った実験ボードです。

こういう実験ならブレッドボードの方が良さそうに思いますが、かなり足を曲げないといけません。持っている数も少ないし追加調達も難しそうなのでデバイスにあまり加工を加えたくありません。実際このボードでも足そのままソケットに挿せるようにしています。

そもそも使い方がよくわからないデバイスなのでピン毎にRを切り替えるジャンパを並べているだけで、あとはピンヘッダやソケット間を必要に応じてつなぐことにしています。なので半ばブレッドボード的な使い方になります。