【コネクタ】 ISAバス
PCの初期に使われた拡張スロットです。初期の8ビットのXTバスと、16ビットに拡張したATバスがあります。
PCの初期に使われた拡張スロットです。初期の8ビットのXTバスと、16ビットに拡張したATバスがあります。
ISAバスの謎のビデオボードが出てきました。
右下のコネクタは後でブラケット側からの写真を出しますが、D-Sub 9ピンです。それで何でビデオボードと判断したかというと中央にある40ピンのUM6845Rの存在、これはHD6445の元になったCRTCで、まぁCRTCをDRAMのリフレッシュコントローラとして使用するなどの例がないわけではありませんが、ビデオボードと考えてよいでしょう。
このUM6845Rと左上にあるUM2300、これはキャラジェネ(フォントROM)と思われます、以外をすべて汎用ロジックの74LSシリーズだけで作っているあたり、昔のボードですね。
これは先日のPentium IIが挿入された状態で発見されました。
SoyoのSY-6BBです。拡張スロットがAGP×1, PCI×3, ISA×3(ただしPCI×1とISA×1は排他使用)、DIMMスロットも3つと、「良いマザーボードとはスロットの多いマザーボードである」と考えていた(いる)私にはそこそこ魅力的なものでした。
古いMBではバックアップ電池が液漏れしてしまっていることが多いですが、これはボタン型リチウム電池を使用しており大丈夫でした。
BIOS ROMはラベルが貼られていませんが左下のMX28F1000で、Flash ROMです。
昔Sound Blasterシリーズとともに有名だったサウンドボードPro Audio Spectrumシリーズの一つです。
Media Vision社製のサウンドボード、Pro Audio Spectrum 16 LMSIです。これはしばしばPAS16と略され(ボード上のシルクもそうなっています)ました。LMSIは搭載しているCD-ROMインターフェイスの種類です。Laser Magnetic Storage Internationalの略らしい。
これはISAバスのカードですが、サウンドボードはPCIへの移行が遅れ最後までISAに残ったモノの一つでした。データ量が比較的少なかったこと、ゲーム等のソフトウェアが直接アクセスすることが多く互換性が重視されたことなどが理由だったのだと思われます。
今ではPCのマザーボードからシリアルやパラレルのポートは外されてきていますが、大昔も非搭載でした。USBなど影も形も無い時代にどうしていたかというと、これらのインターフェイスは拡張カードを挿すのが当然でした。
私がPCを組み立て始めた1990年代初めはFDD・HDD(IDE)・シリアル・パラレルの各インターフェイスを1枚にしたマルチI/Oカードが主流でした。これはシリアル・パラレルのみの、それもシリアル×2+パラレル×1という構成が多い中でシリアル×2+パラレル×2という珍しいものです。この構成を「2S2P」などと略していました。
今ではマザーボード搭載が当たり前なサウンドですが、これはまだオプションだった頃のボードの一つです。
ISAバスのSound Blaster 16 SCSIとサブボードとして搭載されているWave Blasterです。型名に「SCSI」と付くのは主にCD-ROMドライブ接続用にSCSIポートを持っているためです。この1枚にサウンド(FM音源+PCM)・ゲームポート・MIDIポート・SCSIポートが含まれていることになります。Wave BlasterはMIDIポートに接続される音源(ウェーブテーブル方式)です。
今じゃPCのビデオカードと言えばATI RadeonかNVIDIA GeForceかと言った状況ですが、昔は各社からさまざまなタイプが売られていました。