準出土品

出土品が自宅から出てきたものなのに対し、こちらは自宅以外で見つけた掘り出し物たちです。

MD-155C

2020-11-14 23:23 — asano

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前回のDayStar基板は公開直後から情報が寄せられ、Macintosh IIci用の68030アクセラレータボードであることがわかりました。ありがとうございました。

3回目となる今回のものもタダで手に入れたものです。


PC-9801のCバスのボードですね。今度はメーカー名が不明です。シルクの「MD-155C」が型番でしょうか。

検索してみるとこの基板が付属している出品がオークションサイトにありました。本体の緑電子のポケディSD2って一体なんだろう? 探してみるとカートリッジ式のハードディスクのようですね。ということはSCSIか何かのボードなのかな?

というわけでいつもの様に基板を見てみます。

DayStar基板

2020-11-11 23:30 — asano
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神田装備での戦利品の第二弾はこの基板、「ご自由にお持ちください」で置かれていたものです。


「DayStar」はメーカー名かな、型番らしきものは見当たりません。

PGAのが2つ抜かれていて残りはSRAMとGALとバッファ・ラッチ類なので、メインメモリやI/Oは別基板にあってこれはCPUだけのボードのようです。


いつものように基板上の部品を見ていくことにします。

Hitachi HD64400

2020-11-10 23:08 — asano

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秋葉原のジャンク屋がどんどん減少していて寂しい限りですが、最近(といってももう一月半経っていますが)「神田装備」というところが新たに開店しました。先月行ったときの戦利品を数回にわたって取り上げたいと思います。


初回はこの日立のHD64400Y16です。

レジのところに中古PGAデバイスがあって、その中の一つです。Intel, Motorolaあたりのが多かったのですが、その中になんか見覚えのある型番があったので思わず買ってみました。

他にソニーだったかバイポーラで放熱用の塔のあるのもありました。あれいかにもな形状だったので買っておけばよかった...

で帰って調べてみたところHD64400 Graphic Data Processor(GDP)でした。HD63484 ACRTCの後継にあたるデバイスです。

NEC uPD70136

2020-11-07 23:49 — asano

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これも最近手に入れたものになります。M27C256B, AT28C16よりちょっと前ですね。


NECのμPD70136L-12、V33と言ったほうがわかるかな。1989年製でクロック周波数は12.5MHzのものです。

パッケージは68ピンPGA, 68ピンPLCC, 72ピンQFPの3種、クロック周波数は12.5MHzの他に16MHzのものが存在します。ユニバーサル基板で使いにくいQFPを除いて安いものをeBayで探した結果これになりました。いまさらパフォーマンスを追ってもしょうがないですからね。

これまでV33は単に高速なV30という認識であまり関心ありませんでした。

Atmel AT28C16

2020-11-01 21:39 — asano

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M27C256Bと一緒に買ったのはこれでした。


写真見にくいですがAtmelのAT28C16-15PU、2k×8bitのEEPROMです。

デートコードは「1701」で2017年を表していますが、どう見ても2017年製には思えないですね。特にピンの状態が悪い、これハンダ外し品じゃないのか?


真上からの写真、横方向のスジのようなものが気になりますね。

UVEPROMのリマーク品

2020-10-29 23:54 — asano

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他のついでにどうせ同じ送料払うならとM27C256を買ってあったのですが...


M27C256B-10F1とのことなのですが何か表面に違和感があります。

周囲に段差があるので以前の8087のように表面を削ったのではなさそうです。

TL866AでIDを読んでみたところ20, 8Dが読み出されました。IDを書き換えるのは困難と思われますので一応中身は本物のようです。最近調達したROMのCXK27C256DQ-15みたいな可能性も無いわけではないですが...

Motorola MC68121

2020-10-13 21:31 — asano

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Intel 8741A, Zilog Z8594とくれば次はこのMotorola MC68121でしょう、ということで入手してみました。


MC68121 Intelligent Peripheral Controllerです。「NF4」がマスク、「8732」がデートコード(1987年32週)と思われます。

パッケージ両端に樹脂製の保護材がついていますね。MC68kボードに搭載していたMC68010にも同様のものがついていましたが、いつの間にか紛失してしまっていました。

Toshiba TMP90C840N

2020-07-26 23:58 — asano

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前にOTP品のTMP90P802APを内蔵ROMを切り離して外部メモリで実行できました。ならマスクROM品でもいけるだろうとこれ買ってみました。数ヶ月前ですが...

TMP90C840N-1351
東芝のTMP90C840N-1351、1989年の日本製のようです。

DIPなのは良いのですが、64ピンのシュリンクDIPですのでユニバーサル基板で扱うにはちと難がありますね。サンハヤトからシュリンクDIPの周りに2.54mmのユニバーサルパターンの配置されたのがあるのでそれを使うつもりです。EMILY Board使うからそれで十分収まるでしょう。

80C188XL

2020-07-14 23:57 — asano

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8088ボードが動き、モニタの移植も基本的な機能が動き始めると、CPU判別ルーチン書いてみたくなります。あのボードで8088とV20は動かせるので次は80188かなと思って調達したのですが...

N80C188XL12
IntelのN80C188XL12ですね。

発注してしまってから気付いたのですが、実は80C188は既に持っていたんですよね。それほど高くはなかったし、一緒に注文したデバイスは必要だったのでキャンセルはしませんでした。予備にもなりますし。

今回のものは「XL」付きですがデータシートによるとコアの再実装みたいです。完全スタティックで高速化と低消費電力化したとのこと。

Intel 8087

2020-07-04 23:31 — asano

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これも何かのついでに買ったまま忘れていました。

D8087-1
IntelのD8087-1、数値演算コプロセッサです。-1と付くので10MHz品ですね。

これ今でこそ何かのついでに買えますが、現役当時はとても気軽に買えるシロモノではありませんでした。ちょうど手元にあった1983年のトランジスタ技術の広告によると、8086(5MHz)が約5,000円なのに対して8087は約100,000円の値がついていました。

8086/8088搭載のパソコンには8087用のソケットが用意されていることも多く、一パソコンユーザが買ってきて挿すこともあるデバイスで、パソコンメーカからも「純正品」として供給されていました。