出土品

自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は

  • 物心つく前から家にあったもの
  • 旬な時期に入手して使っていたもの
  • 旬な時期に入手したものの、死蔵していたもの
  • 旬を過ぎてから入手したもの

など様ざまです。

特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。

80386DX と 80387DX

2025-02-12 23:24 — asano

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今回のものは一世を風靡したプロセッサです。


Intelの80386DXです。80386には16ビットバスの80386SXと、32ビットバスの80386DXがあり、これは後者です。

これの前の80286は高速な8086として使われることがよくありました。

拡張された16Mバイトのメモリ空間を活用するためにはプロテクトモードを使用(専用のOSも必要)しなくてはならず、このモードではMS-DOS用の過去のソフトウェアを実行することができません。モードは自由に行き来は出来ないので、過去のソフトウェア資産を捨て去ることができない(多くの)人はせっかくのプロテクトモードを活用できませんでした。

RAMドライブカード

2025-02-05 22:17 — asano

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ACアダプタで久々に出してきたPC-386NOTE A、中からこんなカードが出てきました。


RAMドライブカードとありますね。まだフラッシュメモリが普及する前なのでRAMで構成されています。

容量は1.25MB、これは当時のフロッピーディスクの容量です。

PC-9801シリーズはフロッピーディスク2台構成が標準でしたが、ノートPCは1台構成のものが多くもう1台分をこのようなメモリで補って互換性を確保していました。

なのでBIOSレベルでフロッピーディスクをエミュレーションしています。

NS8250と仲間たち

2024-12-29 10:00 — asano
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NS8250系はあまり使っていないとVL16C450で書きましたが、いつの間にかたくさん集まってしまいました。


まずは元になったNational SemiconductorのNS8250Nです。

型番からIntelの8251 USARTや8255 PPIなど仲間のようにも見えますが、NSがオリジナルです。

特徴などについては前回の記事を参照してください。


これは同じNS製のNS16C450N、Cが付くのでCMOS品です。

連続紙ファイル その3

2024-12-15 21:00 — asano

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連続紙用ファイル連続紙ファイル その2に続いて15"×11"用のファイルも発見しました。


この写真では何のことやらよくわからないかもしれませんが、マス目は1cmなので幅が約40cm程あります。

これだけ大きいと電車の中で拡げることはもう無理ですね。


「COMPUTER BINDER」とあります。

「リヒト」とあるのは前回の「Lihit」と同じでしょう。型番も「C8-1115」と似ています(前回のは「C9-1011」)がなんで縦と横が逆になっているんでしょう?

天気図用紙

2024-11-28 10:42 — asano

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ちょっと屋根裏の捜索をしていたらこんなものが……


「ラジオ用天気図用紙No.1」(NHK・NSB受信用)とあります。

ラジオ用? の天気図用紙? って何のこと? と思うかもしれませんが、ラジオで放送されている「気象通報」を受信(音声による放送なので特別な機器は不要)して天気図を描くための白地図のようなものです。

子供の頃にちょっと興味をもって描いてみたのですが、等圧線がうまく描けなくてめげたような……

ちなみにNSBはラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)のことです。


裏面は日本気象協会の刊行物案内になっていました。「昭和56年7月1日現在」とあるので1980年代初頭のもののようです。

「ラジオ用小型天気図帳」という携帯用のA5サイズなんてのもあったんですね。

半透明なICパッケージ

2024-11-06 16:31 — asano

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Twitter(現X)で旧ソ連の変わったICパッケージを見かけ、そういえば似たの持ってたなと探したらこんなものが出てきました。


このロゴはいつものサイトにも見当たらないので不明ですが……

このКР1816ВЕ35はIntel 8035のクローンのようです。製造は1988年1月かな。

8035自体は以前MCS-48 2種でNEC製のを取り上げていますし大量に使われた一般的なものですが、面白いのはそのパッケージというか色(材質)です。

プラスチックパッケージの色といえばほぼ黒、それ以外は無いといってもいいほどなのですが、これは茶色でしかもうっすら透けています。

連続紙ファイル その2

2024-08-14 23:05 — asano

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以前1枚ごとに切り離さなくてもいいファイルもあったと書きましたが出てきました。


これだと前回のものと同じように見えてしまいますね。


「Lihit」というのがメーカ名かブランド名でしょうか。

C9-1011で検索してみましたが、見つかりませんでした。残念ながらこちらはもう製造されていないようです。

CASIO fx-310

2024-07-26 23:39 — asano

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書斎から発掘されたシリーズもう一点ありました。


カシオの関数電卓、父が愛用していたものです。

経済分野の研究者だったのですが何の計算に使っていたのだろう? 指数・対数メインだったのかなぁ。

いわゆる文系人間ですが、昔筆算による開平の仕方とか三角関数を教えてもらったりしました。三角関数は中学生の時に針の時計を表示するプログラム書きたくて聞いたのでした。開平は経緯を憶えていませんが、使う機会が無くそのまま忘れてしまいました。


スライド式の電源スイッチは最近はあまり見ないですね。

角度の単位の選択ボタンが右上に独立しているのも珍しいかも。

ブック型ケース

2024-07-24 21:56 — asano

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これもズームレンズと一緒に父の書斎から出てきました。


ブック風のケースですねぇ。

「Research makes the difference」と書かれています。


ということで開いてみたところです。

これ実は本サイト初期に取り上げたTC-1100用のケースです。

写真下側にはストラップを納められるようになっています。

右上には内蔵マイクのための穴が用意されています。