2018-10-14 23:10 — asano
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これはFA404Mカードリーダ付きFDDとともに出てきたボードです。
PCIバス用のTVチューナボード、以前取り上げたGV-MVP/RX3の一世代前ですがダブルチューナです。
基板面積が足りなかったのか2階建てになっています。
左上の「2933A」とあるのはμPC2933A 3.3Vレギュレータと思われます。右上の8ピンはオペアンプのNJM12904でしょうかね。他にもバラのトランジスタがいくつかあります。
ブラケットのコネクタはGV-MVP/RX3と一緒です。
チューナはPanasonic製のものが2つ搭載されています。ELSA EX VISION 1700TV USBのものと似ています。型番も近いですね。2つは同じ型番なのにアンテナのところが異なっているのはどういうことなんでしょう?
中央下にあるPLXのPCI6152-CC33BCはPCI to PCI Bridgeです。ボード2枚分を1スロットにまとめるためですね。SCSIやネットワークの多チャンネル製品でもよく使われる手法です。
右上にある2つのSAA7115HLはELSA EX VISION 1700TV USBにも使われていました。右下のCX23416-12はMPEGエンコーダ、その上のK4S643232H-TC60は512k×32bit×4bankのSDRAMでエンコーダ用のバッファと思われます。
これらが2つずつあることからも2枚分の回路を1枚に詰め込んだボードであることがわかりますね。
大きいほうのQFPはNECのμPD64031AGJ、これも1700TVに使われていました。小さいほうもやはりNECのμPD64084GC、3D Y/C分離のLSIです。これのデータシート中に「14. Digital Connection with Ghost Reducer IC μPD64031A」という項目がありましたので、μPD64031AGJはこれまで想像していたとおりGhost Reducerで確定しました。
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