2016-07-25 18:58 — asano
今ではマザーボード搭載が当たり前なサウンドですが、これはまだオプションだった頃のボードの一つです。
ISAバスのSound Blaster 16 SCSIとサブボードとして搭載されているWave Blasterです。型名に「SCSI」と付くのは主にCD-ROMドライブ接続用にSCSIポートを持っているためです。この1枚にサウンド(FM音源+PCM)・ゲームポート・MIDIポート・SCSIポートが含まれていることになります。Wave BlasterはMIDIポートに接続される音源(ウェーブテーブル方式)です。
Sound Blaster 16 SCSIの表側、主に右側がアナログ部、左側がロジックになっています。
右端のブラケットのコネクタは上から、LINE IN・MIC IN・VOLUME・SPK OUT・JOYSTICK/MIDIとなっています。ヤマハのYMF262-Mが見えますね。
左端の50ピンコネクタはSCSIです。隣に「adaptec」ロゴの石もいますね。
これは裏側、右から40%あたりでGNDのベタパターンが分離されていますが、アナログ系とそれ以外で分けられているのでしょう。
Wave Blasterの表側です。表面同士が向かい合うため、取り付けると見えなくなります。
中央上にMC68EC000FN12がいますね。その右はMC68B50CP、ACIAと呼ばれるシリアルポートの石です。このボードはMIDI音源そのもので、さすがにフォトカプラによる絶縁などはされていませんが、外部に簡単な回路を接続するだけで独立したMIDI音源として動作させられるようです。
裏側です。
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