2018-12-12 15:39 — asano
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昨日の給湯器リモコン、例によって早速分解してみました。
左上にNEC製のマイコンが一ついます。
その下のほうに「S-80054HNM」というシルクがありますが、これは「S-8054HNM」の間違いではないかなと思います。だとすると電源電圧の監視(いわゆるリセット)ICですね。「G」「OUT」も辻褄が合っています。
右下には大きなチップ抵抗があります。
マイコン部分をアップにしてみました。NECのμPD75106GF-J11、4ビットのマイコンのようです。
シルクに「UPD75108」とあるのが気になりますが、データシートによるとメモリ容量違いで75104,75106,75108のラインナップがあるので、μPD75108前提で設計したところメモリが余ったので容量の少ない(安い)ものに切り替えたというところでしょうか。
基板を外して表面を拝むことにします。
表示は7セグメントLEDが3つに単独のものが3つ、スイッチは5つだけです。ここでもスイッチはタクトスイッチが使われていますね。
中央上の大きなものは圧電サウンダでしょうか。確かパネルのこのあたりには穴があいていたはずです。
その下は4.19MHzの振動子、裏のパターンを見ると両端のピンはそのままμPD75106の8,9ピンに接続されています。そのパターンをGNDで囲ってありました。ここまで厳重なのはあまり見ないです。
レギュレータの7805Aはあまりにも有名なものですね。ネジ端子左のD3~D6は電源のブリッジです。
2SD1593と2SD1694の2つのパワートランジスタは何でしょう? 近くにツェナーやμPC1093(シャントレギュレータ)があることを考えると何らかの電源回路とは思うのですが、5V以外に必要なのかな。
エコキュートのリモコンと比べてとてもシンプルなリモコンでした。
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