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AVRWRT3


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製作中のボードでATmega644を使用予定なので昔買った書き込み器を引っ張り出してきました。

AVRWRT3
共立エレショップのAVRWRT3、以前取り上げたAVRプログラマなどと同様ISP方式のプログラマです。

買ったきっかけはATmegaやATtinyを使い始めたためでした。使っていたのはどれもアプリケーションノートAVR910をベースにしたもので、新しいデバイスには対応していません。ネットを探すと製作記事もいろいろとあるのですが、どれがいいか考えているときにこれを見つけたのでした。

とりあえず使いそうなデバイスには対応していましたし、価格も安く(2,500円ほどだったと思います)買ってしまったのでした。

PCとはUSBで接続します。カラフルな6ピンがターゲットへのISPケーブルで2×3の標準的なコネクタです。右下に出ているのはクロック、ISPでの書き込みにはクロックが供給されていることが前提なので必要に応じて使えるように出力されています。

通常動作にももちろんクロックは必要なので使うことはあまりないと思います。ただ最近のデバイスは発振器を内蔵しているものが多く、それを使用することを前提にしているターゲットもあります。この内蔵発振器はOFFに設定することも可能なので、誤ってOFFにしてしまった場合などには便利でしょう。

せっかくむき出しの基板なので構成を見てみましょう。

おおきなUSBコネクタの右上にあるSSOPはFTDIのFT232RLです。これはUSB⇔シリアルの変換です。

右のDIPはATtiny2313A-PU、AVRマイコンです。

構成的にはAKI-AVRなどとほとんど変わりませんね。おそらくソフトウェアの変更だけで対応可能だったのだと思います。

一緒に自作の冶具基板も出てきました。

20ピンアダプタ
ターゲットボードにISPコネクタがない場合にマイコンを載せ換えて書き込むためのアダプタです。

中央のAT90S1200A-12PCはコントローラではありません。ここに書き換えたいデバイスを挿します。

左の6ピンがISPコネクタで、電源もここから供給します。3ピンのソケットはセラミック振動子のためのもの、AT90S1200Aは内蔵発振器があるので挿していません。

今はTL866Aがあるからこのアダプタはもう必要ないですね。

参考文献・関連図書: 
"AVR910: In-System Programming", Atmel.
FT232Rデータシート, Future Technology Devices International.

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