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Hitachi H8/330


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DIP以外のパッケージで紫外線消去用の窓付きという珍しいものです。


日立のHD6473308CG10(H8/330)です。窓を付けるためにはセラミックパッケージが必要で4辺の半円形のくぼみの内側が金属メッキされていて端子になっています。このパッケージを昔は「LCC」と読んでいた記憶があるのですが、あらためて調べてみると現在ではQFN(Quad Flat No Lead)と呼ぶようですね。ちなみに当時のデータシートには「84-Pin windowed LCC (CG-84)」と記載されていました。
専用のソケットを使用すれば通常の2.54mmの蛇の目基板に実装できますが、ソケットはバカ高かったはずです。

EPROM内蔵のこのHD6473308以外に、マスクROMのHD6433308やROM無しのHD6413308というのもありました。それぞれQFP, PLCCパッケージがありましたが、消去して書き直せるのはこの窓付きのものだけです。QFP, PLCCのプラスチックパッケージ版のEPROM品は窓が無いので一度書き込むと消去はできません。マスクを起こせない少量生産向けですね。

窓付きのデバイスは中が見えるのが良いですね。普通のUV-EPROMは単調なパターンが並んでいるだけですが、これは色々なパターンが並んでいます。右側の単純なところがROMとRAMでしょうか。


端子は裏側にも付いています、というよりこちらがメインですね。上の1つ長いのは1ピンのマークです。

参考文献・関連図書: 
HD6473308,HD6433308,HD6413308 Hardware Manual, Hitachi.

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