2019-05-29 23:56 — asano
よく似たネットワークボードが2枚まとめて出てきました。
まずは1枚目、FNW-9800-Tです。幸いマニュアルはまだ公開されており、日付から1999年の発売と思われます。
コントローラはADMtekのAL981というもの、残念ながらこれのデータシートは見つかりませんでした。
左のHSIP-005は絶縁のパルストランスですね。右端にはブートROM用と思われる32ピンソケットがあります。他にはMACアドレスなどのEEPROM 93LC46も見えますね。
典型的なPCIのネットワークボードです。
ブラケット部は8P8Cのコネクタ以外にLEDが三つ。
- LK/ACT (Link / Active)
- 10/100 (10BASE / 100BASE)
- FD/COL (Full Duplex / Collision)
もう1枚は同じくプラネックス製のFNW-9802-T、やはりマニュアルからは2000年の発売のようです。
コントローラはやはりADMtekのAN983が使用されています。AN983Bのデータシートはあったのですが...
上のAL981もそうでしたが、「for PCI」とマーキングされています。「PCI」はプラネックスコミュニケーションズのロゴになっているのでPCIバスの意ではありません。数量が多かったからなのか、両社が特別な関係だったのか。
こちらの方が新しいはずなのにROMソケットは28ピンに減っています。まぁブート用には1Mbitもいらないので28ピンで十分だとは思いますが。
ブラケット部の配置は刻印の一部「10/100」が「SPD」に変わっている以外は一緒です。
この2枚も一度も使っていないようです。ジャンク扱いで買ったのではないかな。PCIバスだし、今後も使うことはまずないでしょう。
参考文献・関連図書:
FNW-9800-Tユーザーズマニュアル, プラネックスコミュニケーションズ.
FNW-9802-Tユーザーズマニュアル, プラネックスコミュニケーションズ.
AN983B/AN983BLデータシート, ADMtek.
AN983B/BXデータシート, Infineon Technologies.
関連項目:
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