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SC/MPボード(ハードウェア編)


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6502ボードTLCS-90ボードがあっさり動作したので、調子に乗って3枚目を作ってみました。

SC/MPボード
これがそれ、SC/MPボードです。正確にはSC/MP(ISP-8A/500)ではなくSC/MP II(INS8060N)ですが、ソフトウェア的には両者は一緒です。

上の方に写っているのはEMILY Board、16ビット対応用のコネクタが追加されています(配線はまだ途中です)。

基板 表側
上のコネクタはいつものEMILY Board用です。

メインのCPU INS8060N以外に搭載されているのはクロックのSG-8002DCのみです。プルアップ抵抗などは例によってソケットの内側にあります。

このINS8060NもRD, WRに相当するNRDS, NWDSが出ていますのでそのまま接続できました。アドレスの上位4ビットはデータとマルチプレクスされていますが、EMILY Boardのメモリが4k×8bitなのでアドレスラッチも不要でした。

8ピンの空きソケットはTLCS-90ボードと同様のEEPROM用です。EMILY Board側のソフトウェアが対応していないのでまだ動きません。

20ピンのソケットはアドレス上位用のアドレスラッチ用ですが、ラッチクロック以外はまだ未配線です(上記のようにすぐに必要ではありません)。この手のアドレスラッチは74LS573のようなトランスペアレントラッチを使うのが一般的ですが、そうするとLENADSを直結できずインバータが必要になってしまいます。そこでDフリップフロップの74LS574を予定しています。こうするとアドレスの確定がNADSのパルス幅分遅れてしまいますが、タイミングに余裕があればインバータを省略できます。

基板 裏側
これが裏側、ほとんどの線がコネクタとCPUを単純に繋いでいるだけなのがわかると思います。

これでいつものループの動作まで確認できています。

このSC/MPというプロセッサ、ソフトウェアの癖が強くてモニタの移植は時間がかかるかもしれません。

参考文献・関連図書: 
INS8060データシート, National Semiconductor.

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