2019-10-05 23:47 — asano
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これ最近買った記憶は無いので昔から持っていたものだと思うのですが、忘れているだけなのかなぁ?
8086に若干の命令を追加し周辺デバイスを集積した80186、そのバスを8ビットにしたのが80188、さらにそれをCMOS化したのがこの80C188です。オリジナルはもちろんIntelですが、これはAMD製のセカンドソースです。12.5MHz版ですね。
周辺デバイスは以下のようなものを搭載しています。
- クロックジェネレータ
8086/8088には専用のクロックジェネレータ8284がありましたが、80186/80188では内蔵されました。 - 割り込みコントローラ
単独でも使えるほか、外部に8259を接続するモードもあります。データシートを斜め読みした範囲では8259を18個接続して128本入力できるようです。 - タイマ
16ビットのタイマが3チャンネルあります。 - DMAコントローラ
20ビットアドレスに対応したものが2チャンネルあります。 - チップセレクト
メモリ用とペリフェラル用にチップセレクトの発生回路が内蔵されています。 - その他、DRAMリフレッシュ、ウェイト制御なども内蔵しています。
これだけあってシリアルを持っていないのは珍しい気がします。
V40/V50もよく似たデバイスですが、こちらはシリアル有りです。
上の写真はマーキングが読みにくいのでもう1枚載せておきます。
「© INTEL '78'82」と明記されています。Intelも次の80286の頃までセカンドソースを認めていました。
参考文献・関連図書:
80C186/80C188データシート, Advanced Micro Devices.
関連項目:
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