2020-04-02 23:02 — asano
カテゴリー:
そういえばSigneticsのSCN2650は持っていないなと思って探しているのですが、シリアルの石を先に見つけたので入手してみました。
SigneticsのSCN2651C C1N28、PCI(Programmable Communications Interface)です。
同期・非同期の両方に対応し、ボーレートジェネレータを内蔵しています。まだデータシートをざっと斜め読みした程度ですが、8251 USARTと同程度のものにボーレートジェネレータを追加したようなものでしょうか。もちろんハードウェアもソフトウェアも互換性はありません。
CPUインターフェイスはR/WとCEなので68系バスには繋ぎやすそうですがリードとライトの極性が逆なのは要注意ですね。
「8336」とありますので1983年製と思われます。1975年頃にPhilipsに買収されていたと思うのですがロゴはSigneticsのものをそのまま使っているようです。
左から右に赤色のマジックインクのようなもので線が描かれているのが気になります。NGマークでなければ良いのですが...
いつものように裏側も見てみます。
裏にも「2651」の表示がありました。
さてこの石、無事にSCN2650が入手できたら一緒に使うのは良いとして、他のCPUとの組み合わせも悪くないかもしれません。
ビット長は7,8ビットのみ対応が多い中5~8ビットまで対応していますし、ストップビットも1, 2だけでなく1.5ビットも使えます。古いデバイスなのでボーレートジェネレータは低いほうに偏っていますが、それでも19,200bpsまでいけます。データシートを読むかぎりあまり大きな欠点が見えてきません。
まぁ実際に使ってみないとなんとも言えませんが...
2020年4月7日 追記:
SCN2650も注文しました。この状況なので到着はかなり遅れるかもしれません。
Add new comment