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Yoのけそうぶみ


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えらく懐かしい本を発見しました。

Yoのけそうぶみ
Yoのけそうぶみ、「けそうぶみ」とはいわゆるラブレターのことですがアスキー出版局とあり ??? となるかもしれませんね。

本書はYoこと鷹野洋子さん(当時大学の物理学科の学生です)がコンピュータについて感じたことを綴ったエッセイで月刊ASCIIに1982年1月号から1985年3月号まで連載されました。その後何回か単発で掲載された物を加え1987年に単行本化されました。

もう40年近く前のものですが、当時の状況を知ると言う意味で価値はあるかなと思います。

ということで久しぶりに読み返してみました。

大型コンピュータに触れると言う理由で他学科の科目履修する話、わかるなぁ。私は8年後、幸いサークルでアカウント取れたのですがそうでなければ同じようなことしていたでしょう。余談ですが、旋盤使ってみたいという理由で実習取りたかったんですが、なぜか電気電子工学科は履修不可だったんです。機械工学科は当然必修、経営工学科(実質は情報工学科に近い)でも履修できたのに...

FORTRAN実習でパンチカード使うなんてのも出てきます。カードも体験してみたかったなぁ。

「長い髪には魔力があるといふ」には次のようなくだりがあります。

ホームワークシステムには、なかなかいいところが多いとYoは思うのだけど、実際にシステムにするとなると、会社の側も、働く人の側も今までの習慣から抜け出るのには、かなりの時間と労力がきっと要るでしょうね。

これ掲載が1983年10月号なのでもう37年経つわけですが遅々として進んでいないですね。昨今のコロナ騒動の外圧でやっと変化し始めましたが収束後も残るのか元に戻ってしまうのか...

裏表紙
裏表紙。

そういえばこれの前に連載されていた「マイコン私情」、後の「Prism Radio」は単行本化されたのでしょうか。

Yoさんのその後ですが、単行本発売前に結婚されています。以前は旦那さんの会社のスタッフ紹介に載っていたこともあったのですが、今はページがなくなっています。
⇒ 探してみたところWayback Machineに残っておりました。


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