2020-11-17 22:56 — asano
カテゴリー:
神田装備の戦利品の最終回はこれ、唯一まだ実用になるかもしれませんね。
PCI ExpressのRAIDカードくらいのざっくりした認識で買ってしまいました。安かったので。
型番は「D2607-A21」かな、「ICT-1607」かも、などと思いつつ検索してみたところ「D2607」(正確にはコントローラの名称のようですが)の方みたいですね。
SASあるいはSATAのドライブを接続可能、8ポート(SFF-8086コネクタ×2)といったあたりまでは想像通りだったのですが、RAIDレベルは0, 1, 1E, 1+0 までですか。5 くらいは行けるかと思ったんですけど、残念。
ヒートシンクの左にあるSOICはCypress CY14B256LA-SZ45XI、32k×8bitのnvSRAMのようです。通常はSRAMとして動作し電源断時に自動的に不揮発領域に退避できるというものらしい。通常のEEPROMと異なり通電中のアクセスはSRAMに対してなので回数制限は無く、QuantumTrapと呼ばれる不揮発領域への退避も100万回とのこと。電圧低下を検知してから退避するための電源として68µFのキャパシタの外付けが必要です。ピン1のところにあるのがそうかな。
左のBGAはSpansionのS29GL128P90FFIR1、128MegabitのFlashメモリです。結構な容量のものが載っていますね。
nvSRAMの右の8ピンは「ATMLH434」「08CW 8」「4W1490G」とありますが、これ何でしょう? ピン1,2,3が繋がっているのがA0, A1, A2、ピン5,6がプルアップされているのがSDA, SCLと仮定すると24CxxのEEPROMの可能性も。でもこんなに不揮発メモリをいくつも並べるかなぁ。
ヒートシンクの下も見てみたいところですが元に戻せなくなる可能性もあるので今回はパスしておきます。
カードエッジからの差動信号が基本45°の折れ線で引かれているのに対して、SASのコネクタへのパターンが曲線になっているのが面白いですね。
そういえば以前にもSASボードらしきもので類似のボード取り上げていました。詳細わかったら追記すると書いておきながらそのままになってしまい、しかもボードもどこかに埋もれてしまっていますね。
Add new comment