2016-09-11 21:05 — asano
PC-9801シリーズ用のI/Oボードが出てきました。
82C55 (8255のC-MOS版)が4つで24×4=96本のI/Oボードです。型番の「96」はここからきているのでしょう。
調べてみるとISA Bus用のPIO-96W(PC)というのもあってこちらのほうは現行品のようです。
4つ並んでいる40ピンのICがOKIのM82C55A-2、これらだけソケットに入っています。
その下に並んでいるのはプルアップ用の集合抵抗でしょう。バッファやホトカプラ等が見当たらないところを見ると82C55のピンがプルアップされているだけでそのままコネクタに出ているみたいです。となるとソケットは82C55を破壊してしまったときの交換のためということでしょうか。
上半分はC-Busとのインターフェイスですね。ほとんどが74LSシリーズのTTLですが、座標C3のところはPAL(小規模のPLD・ワンタイム)です。何を書き込んだかわかるようにマーキング「P01168」がされています。
D1~E1のところのJP1は割り込み設定でしょうか、ずいぶんと幅があると思いませんか。
おそらく下側のa,b,c,dは割り込み発生源の4つの82C55を表していて、上側の0~6がC-Bus側の割り込み受付だと思います。例えば1つ目(a)の82C55からはINT0を発生させるのならaと0を線で繋ぎ、同様にb,c,dからも上のどこかに繋ぐという風に設定するわけです。非常に自由度の高い仕掛けだと思うのですが、あまり見かけないのが残念です。
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