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Diamond Viper PCI


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これまた古いPCIのビデオボードです。


Diamond製のViper PCI、PCIにしては長いボードですね。ブラケットのコネクタはVGA (DE-15)のみです。


まだDIPのICがいくつも残っています。

左下のほうの木の絵が書かれているのはOak TechnologyのOTI087Xで、VGAのICです。左に2ついるDIPのV53C104HP45は256k×4のDRAMで合計256kBになります。
右にあるPower 9000, Power 9001はWeitek製のグラフィックチップです。このチップはVGA互換機能が無いためOTI087Xを搭載しているのでしょう。VGAが無いとWindows等がPower 9000/9001のドライバを読み込むまで画面表示ができないはずです。
右端のラベルの貼ってあるのはROM、剥がしてはいませんがパッケージがセラミックであることからおそらくは窓のあるUV-EPROMが使用されていると思われます。

左上のBt485KPJ135はRAMDAC、パレット用のRAMとD/Aコンバータが一緒になったものです。グラフィックチップによっては内蔵されていましたが、そうでない場合はこのように外付けとなります。型番末尾の「135」は135MHzを表していて、これだとだいたい1280×1024@60Hzくらいまでは使えます。ただ計算上は使えてもギリギリだと表示がぼやけたりはするので、こだわる人は余裕のあるRAMDAC搭載のボードを選んだりしていましたね。
右に8つ並んでいるMT42C8257DJ-7は256k×8のDRAMで、ビデオ用出力ポートを持って画面表示アクセスと描画アクセスが同時に出来るように工夫されたビデオ用RAMです。8つで2MBですから1280×1024だと8ビットまでですね。


裏面には特に何もありません。

ちなみにこのPower 9000/9001だったか後継のPower 9100だったかはSony NEWSワークステーションの一部機種にも使われていました。


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