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PIO-48W(98)


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もう一丁 Cバスのボード、これも神田装備さんでの戦利品です。


コンテックのパラレルI/Oボード、PIO-48W(98)です。

ネットで検索するとISAバスのPIO-48W(PC)や98ノート用のPIO-48W(9N)などという姉妹品もあったようです。

パラレルI/Oといってもプリンタポートの類ではなく、汎用のいわゆるGPIO的なものになります。機械などの制御用にパソコンを組み込んで使う際に重宝するもので、昔はトランジスタ技術誌の広告にも似たようなボードがたくさん掲載されていたものです。

ポートは外部に長く引き回すことが多いのでリレーやホトカプラ等で絶縁しているものやそこまではしなくともバッファICが入っているものも多かったですが、これはμPD71055のピンをそのまま引き出しているだけのようです。バッファ等を入れると入出力方向が固定されてしまいますが、これは自由に選択できるはずです。

ということで基板上の部品を見ていきます。


メインの石は2つのμPD71055Cですね。一つで24ビットのI/Oがありますから合計で48本、型番の「48」はここから命名されているのでしょう。ソケットを使っているのが珍しいですね。前に書いたようにバッファ等が入っておらずμPD71055Cのピンがそのまま(プルアップ・プルダウンはされているものの)そのまま外部コネクタに接続されているので万一壊れた時に交換できるようにとの配慮かもしれません。

コネクタとの間には8素子の集合抵抗が12個、ちょうど48本をプルアップ・プルダウンするのに必要な数です。2つずつ逆向きに配置して共通ピンを左右に分けてパターンを単純化しています。

他のTTL類はCバスとのインターフェイスと思われます。右上にSN74LS688Nが2つあるのはアドレス設定用でしょうか。


裏にはシリアル番号と検査合格のラベルがあるのみで部品はありません。

コネクタは上側の2ピン(ピン25と50)がGNDになっていて残り48ピンがI/Oピンです。

これで神田装備さん関係は終わりのはずです。そのうちまた何か買ってしまうかもしれませんが。

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