2016-10-12 21:02 — asano
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これも随分昔の出来事です。記憶で書いているので細部は間違っているかもしれませんのでご了承ください。
目的とか細かいことは忘れてしまいましたが、その日私は電源回路を作っていました。トランスと整流ブリッジとケミコンだけだったので、模型のモータ用だったのか、単に部品の確認をしていたのか、残念ながら思い出せません。
トランスは何かをバラして取り出したものだったと思います。
整流ブリッジは... ゲルマニウムでもなくシリコンでもないセレン整流器でした。四角い板が何枚か間隔をあけて重なっていて、端子には「~」「~」「+」「-」のマークがあったのでブリッジですね。こんなものを購入するはずも無いのでこれも何かから取り出したものでしょう。
でケミコンだけは普通の新品でした。1000μF 16Vだったんじゃないかな。
とりあえず接続して試しに通電したところ、
「ポンっ」
という大きな音と共に部屋の中に白煙が立ち込めました。慌てて電源を切ったのは言うまでもありません。
確認してみるとトランスと整流器には見た目に異常は無さそうでした。
問題のケミコンは、外装がなくなっていました。アルミの容器は少し離れた床に落ちていて、少し(樽状に)膨らんでいました。外側のビニールのようなものはスダレのように裂けていましたね。
飛んできて顔などに当たらなくて本当に良かった。
このあと、トランスとブリッジは怖くて二度と使わなかったので原因は不明です。
トランスの出力電圧が高くてケミコンの耐圧を越えていたのか、ブリッジに異常があって交流を印加してしまったのか、今となってはわかりません。
この時のセレン整流器、残っていれば撮影して載せたいのですが、もう無いだろうなぁ。
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