2016-10-15 20:56 — asano
これは先日のPentium IIが挿入された状態で発見されました。
SoyoのSY-6BBです。拡張スロットがAGP×1, PCI×3, ISA×3(ただしPCI×1とISA×1は排他使用)、DIMMスロットも3つと、「良いマザーボードとはスロットの多いマザーボードである」と考えていた(いる)私にはそこそこ魅力的なものでした。
古いMBではバックアップ電池が液漏れしてしまっていることが多いですが、これはボタン型リチウム電池を使用しており大丈夫でした。
BIOS ROMはラベルが貼られていませんが左下のMX28F1000で、Flash ROMです。
これはSlot 1付近です。ファンの付いた重いCPUをコネクタだけでは支えきれないのでガイドが付いています。
右側ガイド付近に基板から曲がって生えているのは温度センサ、CPUのヒートシンクに接触するようになっています。
これはATマザーボードなのでDIN 5ピンのコネクタを使用しています。その下に2×4のヘッダ(ピン2本抜かれてます)はPS/2のマウスコネクタ、ミニDINコネクタも実装できそうな感じです。
右にはAT電源コネクタがあり、そのさらに右には警告シールで塞がれていますがATXの電源コネクタもあります。
AT⇒ATXの過渡期の製品のようで両用を意識していますね。
SDRAM DIMMも挿したままでした。転用先が無かったのでしょう。
本ボードは8MB~128MBのSDRAM DIMMを3枚までサポートしているようですが、最大の128MBを1枚だけ入れています。効率よく増設できるように考えたのでしょうが、結局無駄になってしまったようです。
これが裏面、右上のコネクタのところをよく見てみましょう。ATキーボードのDIN 5ピンのコネクタがあるところ、下のマウスコネクタと同じ6ピンのパターンも存在しています。もしかしてPS/2のキーボードとマウスのコネクタが並ぶバージョンもあったのかもしれません。
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