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EMILY Board +16


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uPD78CG14ボードの基板と一緒に注文していたのがこのEMILY Board +16の基板です。


現時点でのEMILY Boardのフル拡張状態です。

これで8ビット・16ビット・32ビット幅のバスが使えるようになります。メモリ構成的には4k×8bit, 4k×16bit, 4k×32bitですが、プロセッサボードに簡単なアドレスデコーダを積むことで16k×8bitや8k×16bitのような使い方も可能です。


最初の写真では肝心の+16基板が下でよく見えないので基板単体の写真です。

7134×2はかなり場所を食うのと入手性を考え、48ピンDIPから52ピンPLCCに変更しました。

プラスチックDIP版は既にディスコン(私が気付いていなかっただけでかなり前かららしい)になっており、セラミックDIPはまだ残っていますが非常に高価です。eBayなどで調達する分にはまだまだPDIP品買えますが...

一応、1ピンマークを上に向けて配置したのですがマーキングは左向いてしまいました。

アドレスラッチは74HC574×2で変えていません。

基板は今回初めてJLCPCBを使ってみたのですが、レジストにちょっとムラが多い気がしますね。


裏面、あまり深く考えずに7134を配置したせいなのか、オートルータが頑張ったようです。それでも今までの基板の中でビアの数がダントツに多いですね。


右下に長く伸びている20ピンのが今回追加したD16D31のリボンケーブルです。

残りの34ピンと20ピンはこれまでと同様のもの。ちなみに追加したデータケーブルは既存のデータケーブルと互換なので、これまでに作ったプロセッサボードに34ピンのケーブルと新しいデータケーブルを接続しても動作します(もちろんどのメモリを使うかソフトの変更は必要です)。

追加したメモリを既存のものと同じように使用するためのソフト変更は済んでいて、いくつかのプロセッサボードで動作確認できました。

ハードウェアに問題はなさそうなので32ビットで使うためのソフト変更にとりかかる予定です。16ビットの時は考えられるモードをまとめて追加したのですが、32ビットでそれをやると組み合わせが爆発するので必要なものから追加していく形ですかね。まずは32ビットバス・バイトアドレスのビッグとリトル両エンディアンがあればMC68020系も80386系もH32もカバーできるから、その2つを追加するつもりです。

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