2016-11-20 20:23 — asano
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昔から家にあったのは知っていたのですが、何故あったのかよくわからないワイヤーゲージです。
どちら面が表かよくわからないのでBWG面と呼びます。
BWGとはBirmingham Wire Gaugeの略で主に針金(電線以外)の直径を表す規格、数字が小さいほど太くなります。このゲージではBWG1~BWG36まで測れるようになっています。数字と直径の間には式は無いようで計算で求めることはできません。
同様の規格にはSWG (British Standard Wire Gauge)や主に電線に使われるAWG (American Wire Gauge)もあります。電気関係をやっているとAWGには馴染みがありますが、SWGやBWGは今回調べて初めて知ったところです。
裏返すとmmの表記がありました。「mm」ではなく「m/m」となっているのが時代を感じさせます。
mmの数字を見ればわかると思いますが、このゲージで意味を持っているのは周囲に並んでいる穴の径ではなく、穴と外周の間のスリットの幅です。だいぶ錆びてしまっているので狭いスリットは埋まって使えなくなっています。
このような皮製のケースに入っていました。何十年も放置されていたわりにこの程度の錆で済んだのはケースのおかげでしょうか。
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