2016-11-21 21:44 — asano
カテゴリー:
まだHDDの容量が少なかった頃に使っていたCD-ROMチェンジャーです。
Nakamichi製のMBR-7 (2倍速 SCSI接続)です。後に4倍速になったMBR-7.4というのも発売されました。「7」はディスクを7枚入れられることからのネーミングでしょう。
Nakamichiと言えばオーディオ機器が有名ですが、PC周辺機器も作っていたんですね。
私は2つ買って電子ブック(広辞苑と英和・和英)や雑誌付録(有名なFTPサイトを収録したものとか)を突っ込んでいました。今ならHDDの片隅に入れれば済むのですが、HDDが数GBしかない頃に遅いとはいえ1台で650MB×7 = 4.5GBの容量はありがたかったです。
ただ使い方には注意が必要で、2枚のディスクに同時にアクセスするとディスクの交換が繰り返されて大変なことになります。
上部中央の1~7のDisc Eject/Loadボタンで希望のトレイを引き出すことができます。引き出した状態で同じボタンを押すとロードされるわけですが、他のボタンを押すと引き出されているトレイがロードされた後に押したボタンに対応するトレイが引き出されます。
左上にはCD-DA再生のためのジャックとボリュームがあります。再生ボタンは無いのでソフトから再生しなくてはなりません。
背面に電源スイッチがあります。
SCSIコネクタはDDKの57シリーズ(低密度・シールド)です。IDとターミネータが設定できるのは普通ですが、この機種のようにSCSI 2 Compatibility (具体的に何が変わるのかわかりません)やParity Checkの有無が設定できる機種は珍しいです。
ここにもCD-DA用にRCAコネクタがいます。
1番トレイを引き出したところです。右上の「1」が1番トレイであることを表しています。「12cm CD専用」と書かれているとおり、8cm CDをそのまま入れてはいけません。
内部では「C」の字の部分が7枚格納されていて、その1枚が抽斗に載って出てくる構造のようです。動いているところを見てみたいと思ってカバー開けてみましたが、ちょっと無理そうだったのでパスです。
これは7番トレイ、8cm CD用のアダプタがセットされています。アダプタはただ載っているのではなく、ツメで固定されています。センターがずれないように周囲を囲む構造です。通常のドライブのように8cm CDの部分を凹ませると厚さが増してしまうのを嫌ったのかもしれません。それか厚さを揃えて(本体を傾けたりしたときに)浮き上がらないようにするためかも。
未開封のアダプタも出てきました。7枚入りです。
本体を2つ持っていたので(後で手に入らないことを心配して)全てのトレイにセットできるだけの数を揃えたのだと思います。実際には8cm CDばかりたくさん使う可能性なんて殆ど無いのにね。
今回撮影のためにトレイを開け閉めしていたら途中で動かなくなってしまいました。電源を入れなおしても数秒間モータの音がして止まってしまい、それ以降トレイを出せなくなってしまったのです。PCは接続していなかったのでインターフェイスにどんなエラーを返していたのかは不明です。
ヤバいと思って(もう使うことは無いと思いますが)いろいろ弄っていたら、「7」を押しながら電源を入れるとメカの音(初期化?)がして復帰しました。
Add new comment