ダイソーのタイマー

これ、ずっと使ってきたキッチンタイマーですが、しばらく前から不調になって戦線離脱していました。今回はこれを取り上げたいと思います。

かなり前にダイソーで買ったものです。

テンキー式なのでUp/Down式に比べて設定が楽なので愛用していたのでした。当然修理して使うようなものではないので、まったく同じものをまた買ってきて使っています。

裏側、中央の丸は磁石、右の小さな穴は圧電ブザーの穴です。

電池は使用をやめたときに抜いていたようですが、液漏れして腐食したのか茶色くなっていますね。

電池の下のところのネジを外せばあとはツメだけです。このツメは嵌め合いが浅いので簡単に開きました。

電池のところは酷いことになっているようですが......

下の電極は腐植ではなく単に汚れていただけだったようでIPAで拭いたら綺麗になりました。

他に圧電ブザーと水晶が載っています。水晶は未確認ですが時計用の32.768kHzのもののようです。

基板の反対面、メインのICは上部にCOB実装されています。

キーは導電ゴムを使ったタイプでした。値段を考えれば他はほぼ考えられないです。

左上にあるトランジスタらしきものはブザーのためです。これを使わずに直結にするためのパターンも用意されています。

この基板自体は片面基板ですが、配線しきれなかったようで中央部で交差が発生しています。黒っぽい線が2本あるのがそれで、レジストの上に導電塗料か何かでパターンを形成していますね。本数が少なければ両面基板にするより安いらしく安価な機器ではたまに見かけます。

最後に元のように再度組み立てましたが、わざわざ電池を調達してまで使うことはないかな。