2017-03-03 22:26 — asano
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今回のモノは比較的初期のCD-ROMドライブです。
SONY製のCDU561というCD-ROMドライブです。
左からヘッドホンジャック、ヘッドホン用のボリューム、アクセスLED、イジェクトボタンと今のドライブと変わりはありません。右端の穴は強制的にイジェクトするためのもの、中にスイッチがあるわけではなく機械的に動かすのでそれなりに丈夫なもので押す必要があります。
挿入口に「CADDY LOADED」とあるのはディスクがセットされていることを表しています。セットされていないときは確かCDロゴの付いたグレーのカバーが見えるようになりました。
背面のコネクタの部分です。
左端はアース(ファストン端子でしょうか)です。そういえばD3841にも付いていました。D3841ではドライブ本体と取り付けネジの間に防振用?のゴムが挟んであったのでネジでアースできないためでしたが、これもそうかもしれません。
次のAUDIO OUTはCD-DA再生時の出力端子です。アナログ出力なので通常はサウンドボードに接続します。
ジャンパピンと50ピンのコネクタはSCSIですね。今ではS-ATAが普通ですが、初期のドライブではSCSI接続が普通でした。そのうちコストダウンのためにミツミとかドライブメーカの独自インターフェイスが使われるようになり、ATAPIを経て現在のS-ATAへと変遷しました。コネクタの上のソケットはターミネータ用のものです。
最後は電源コネクタ、消費電流が書いてあるものはいくつも見てきましたが、これは電圧の許容範囲が書いてありますね。
底面のラベルを見ると正式な型番は「CDU561-01」、製造は1994年ですね。
このドライブにはトレイはありません。CDをそのまま入れるわけでもありません。
CDは写真の「キャディ」と呼ばれる容器に入れてからドライブに挿入します。キャディは各社ドライブで共通に使えましたので多数購入し、頻繁に使用するディスクは入れたままにしていましたね。
便利なトレイ式にあっという間に置き換えられてしまいましたが、CD-Rドライブではしばらく残りました。やはり安定性などが良かったのでしょうかね。
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