2017-05-08 20:17 — asano
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これもとても古いRAMです。TC5501Pとともに初めて買ったRAMのICです。
AMD製のP2102A-4、1k×1bit構成のSRAMです。アクセスタイムはおそらく450ns、1979年製と思われます。38年前のモノということですね。
初期のRAMはSRAMもDRAMもこのような×1品が多かったです。あと現在と大きく異なる点はDINとDOUTが別ピンになっているものが多かったという点です。この2102もそうなっています。
16ピンDIPですがピンの内訳は上記のほか、電源がVCC,GNDの2本、アドレスがA0~A9の10本、それにCEとWEとなっています。
OEが存在しないのですが、必要ならDOUTに外部バッファをつければ済むことです。
CPUバス以外で使用する場合はこのDINとDOUTが別というのはありがたかったですね。CPUバスの場合はそのまま(CEとWEのタイミングによっては3Sバッファを入れて)接続すれば良いのです。欲を言えばアドレスも2つあればなおありがたいのですが、もう10本ピンを増やすのは難しいでしょう。
ちなみに74LS170, 74LS670 4×4 Register Fileは超小容量のRAMみたいなものですが、書き込み用と読み出し用に独立したアドレス線を持っています。アドレスが2ビットしかないので問題にならないわけですが。
さて、これを何の目的で買ったのかは憶えていません。使った記憶も無いのでそのまま部品箱の中で眠っていたようです。
TC5501Pの方はスイッチとLEDを付けて手動での読み書きを試したのを憶えています。
参考文献・関連図書:
白土義男(1978)「ディジタル回路の手ほどき」日本放送出版協会.
NTE2102データシート, NTE Electronics.
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