2017-05-22 12:08 — asano
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昔マウスを作ろうとして実験した基板が出てきました。
とりあえず機能が確認できればと作ったものです。
X11で使うのが前提だったので3ボタン、インターフェイスはPS/2です。コード部分は壊れたマウスから流用しようとしたみたいです。
コントローラにはお気に入りのAtmel AT90S2313-10PCを使用しています。左横の6ピンのコネクタはISPによるソフトウェアの書き換え用です。
下の表面実装のデバイスはAnalog DevicesのADXL202JQC、2軸の加速度センサです。残念ながらDIPのものは無いのでサンハヤトのシール基板を利用して実装しています。これは必要な部分を切り取ってユニバーサル基板に貼り付けるもので、通常のピッチ変換基板と違い高さを低く抑えサイズも最小限にできるというスグレモノです。
さて、これには回転を読むためのボールもなければ机の表面の移動量を知る光センサも搭載していません。どうしようとしていたかというと、加速度を積分すれば速度が出るからそれを利用しようと考えていたのです。航空機等の慣性航法装置と原理は一緒です。もちろん積分器を安定に動かすのは大変なので、その感触を掴む実験をかねてこれを製作したのです。
積分器は入力が0でないと出力は時間とともに発散していきます。
おそらくモノにはならないだろうと思いながらのスタートでした。
とりあえず読み取った生データをシリアルでPCに送って試し始めたのですが...
予想以上にバラつきが大きく、対策を考えているうちに本業が忙しくなってしまいそれっきりになってしまっていました。
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