2017-05-23 21:21 — asano
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これがまだ残っていたことに正直驚いております。
Maxtor 7213AT、200MBのIDE HDDです。これは初めてPCを組んだときに買ったものか、その直後に増設したものかのどちらかです。
当時はまだ同じIDEのバスに接続するHDDは同じもの(少なくとも同じメーカのもの)にした方が無難だと言われていました。それでまったく同じものを買ったので、これが最初のか追加した方なのかはわからなくなってしまいました。
上面のラベルによると1993年製造のようです。記憶ではほとんど間を開けずに2台買っているのでやはりどちらかは確定できませんでした。
ちなみに型番「7213AT」の213は容量から付けられているようです。213,000,000バイト≈203×1024×1024バイトとなり、たしか202MBだか203MBだったという記憶とも一致します。
制御基板のある下面です。今では基板の小型化も進みドライブ全面を覆う基板は少なくなりましたが、この頃はまだこのように全面に部品の並んだ基板が普通でした。
左下部分にはLM324 オペアンプが並んでいたり、アナログ系ですね。PM7628FSもD/Aコンバータのようです。
左上のDP8491VFはデータシートを見つけられませんでしたが、DP84900/DP84901 1,7 Encoder/Decoder Circuitsのデータシートに言及がありHDDのデータ処理ICと思われます。
右隣のラベルの貼られた大きなPLCCは何でしょう? その下のソケットに入った32ピンPLCCはROMでしょう。
NCRの609-0390224もよくわかりません。
右上に2ついるM5M5256BFP-70Lは32k×8bitのSRAMです。
下に行ってadaptecのAIC-7160 Single-Chip PC XT/AT Mass Storage Controller、これの資料によると外部にマイコンが必要なようですから、大きなPLCCかNCRのいずれかがそうなのでしょう。
右下の電源コネクタのところ、スルーホールがハンダで埋まっているのはクラックを修理した跡かもしれません。
コネクタ側から見たところ。
グレーの40ピンコネクタの中央付近でピンが1本無いのは逆挿し防止のキーのところですね。
電源コネクタの左から2本目が無いのは折れています。これはGNDで隣にもう1本あるので何とか動いていたのかもしれません。
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