2017-06-27 23:01 — asano
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昔なんとなく面白そうで買ってしまったものの、案の定使用する機会はまったくありませんでした。
COLLUCKで検索するとテスターなどを作っている会社みたいですね。「WIRE AND PIPE DETECTOR」とありますからリフォーム等の際に壁の中を探るためのものでしょう。
手前側を握って使います。赤と緑のLEDは電源と検知を示すもの、赤いツマミは感度調整です。
スライドスイッチは○と△を選択するようになっていますね。
写真奥の側を壁に向けて使用しますが、「○ DETECT」「△ DETECT」と書かれていて検知する範囲が示されています。先ほどのスイッチはこれを切り替えているのでしょう。
カバーを開けたところです。内部は意外とシンプルですね。
電源は006P積層電池です。ここまでバラさなくても電池は交換可能です。
右側には圧電サウンダがあり音でも知ることができます。
奥にはラジオのバーアンテナのようなものがあり、位置的に考えて「○」のセンサなのは間違いないでしょう。「△」の範囲は空洞に見えますね。
基板部分をアップにしてみました。
金属探知機は電子工作の定番の一つ(少なくとも私が始めた頃は)でしたが、この基板も非常に簡単ですね。
左上のICはTC4069UBP、CMOSのインバータです。他にもあまり特殊なものはありません。右下のスチロールコンデンサが最近では珍しいのと、センス用のコイルぐらいでしょうか。このままキットにすることも出来そうな感じです。
トランジスタは2N3904のようですが、ピン配置が2SC1815や2SC945等のようなE-C-BではなくE-B-Cなんですね。
コイルの左側に基板の断面が見えています。空洞に見えた「△」の検知範囲には斜線状のパターンが形成されていました。
「Colluck WP105」で検索してみたところ、10年ほど前に秋月電子で500円で売られていたようです。この値段なら「面白そう」だけで買ってもおかしくないです。
それによると「○」は予想通りに金属の探知、「△」はAC100Vラインの探知だそうです。
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