2018-01-17 12:01 — asano
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ノギスも今ではディジタルで直読できるもの普及していますが、私は昔ながらのものを愛用しています。
ミツトヨ製で小型の100mmのものです。電子部品を測るのがメインなので大きなものは必要ないと考えたからです。
買ったのは20年くらい前でしょうか、勤め人時代は職場に置いていることが多かったですね。
私は公式にはソフト屋ということになっていましたが、机にはこのノギスの他にもオシロスコープやハンダゴテがあったり、分解したメカの一部や基板が転がっていたので、よく「お前は何屋なんだ?」と聞かれたものです。
でもメカ制御系のソフトにはあると便利だったんですよね。
頻繁に使うメカ屋さんはディジタルのを使っている人がほとんどで、サイズもひと回り大きな150mmが多かったですね。ダイヤル式もあったかな。一つだけ1000mmという巨大なものもありましたが、これは目盛り式でした。
ディジタルでないものだとバーニヤ目盛りを読まないといけません。
- まず副尺(下側のスライドする部分)の「0」の位置の主尺を読みます。上の写真の例だと11になります。
- 次に主尺と副尺の目盛りが一致しているところを探します。写真だと主尺の19と副尺の2が揃っているので、副尺のほうの2をとります。
- 11と2をあわせて、11.0+0.2 = 11.2mmとなります。
このように目盛りの1/20まで読むことができます。
ややこしいようですが慣れると自然に読めるようになりますよ。
このバーニヤ目盛りはノギス以外にも使われます。
目盛りを刻んだ板も売られていてXYテーブルなどに貼り付けるだけで使えるので実験装置などにも使われますね。大学の頃には物理実験の装置でよくお世話になりました。移動量のほか角度目盛りに使われることもありました。
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