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古い雑誌記事の入手の仕方


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前回、古い雑誌記事の探し方を書きましたが、今回は見つけた記事の入手方法について書いてみたいと思います。

バックナンバー

比較的新しい号でしたら出版社にはまだ在庫が残っているかもしれません。

出版社によってはメール等で申し込めば販売してくれるところもありますので問い合わせてみると良いでしょう。

また書店から取り寄せてもらう方法もあります。

一般の書店では次の号が出ると返本してしまうことが多いですが、秋葉原の書泉ブックタワー等バックナンバーを置いているところも少ないながらあります。

合本

数か月分の記事をまとめた合本が発売されていたものもありました。

  • 『エンサイクロペディア・アスキー』:『ASCII』誌をまとめたもの
  • 『TheBASIC B-Number』:『TheBASIC』誌をまとめたもの

合本も入手困難になってしまっていますが、後述の古本屋などをあたる時の選択肢しては有効と思います。

広告やニュース記事などが省略されていたり、順序が変更されていたりするので注意は必要です。

CD-ROM, DVD-ROM

前回触れた『トランジスタ技術』,『インターフェース』のように1年分をCD-ROM版として販売していたり、『SoftwareDesign』のように総集編DVD-ROMが販売されているものもあります。

古いものを入手できるだけでなく、場所をとらないというメリットもあります。

古本屋など

技術系雑誌を扱う古本屋は少ないですが、工業系大学の門前書店等は可能性があるかもしれません。

昔、東京電機大学の前の書店にはよくお世話になりました。

古本屋ではありませんが、「BEEP秋葉原」にも雑誌類はあったと思います。

ネットオークションを利用する手もあります。

コピーサービス

出版社がコピーサービスを行なっている場合もあります。

例えばCQ出版社ではバックナンバー・CD-ROM等の電子版の無いものについて実施しています。

図書館

閲覧(メモ程度でよい)だけで良い場合や検索で号・ページなどが特定できなかった場合などは図書館で探す方法もあります。

一般図書館では雑誌は数年程度で廃棄されてしまうことが多いので、どこでも良いというわけにはいきません。

  1. 国立国会図書館
    建前では国内の全ての出版物があることになっています。利用者登録が必要です。
  2. 東京都立多摩図書館 東京マガジンバンク
    利用者登録は不要で、誰でも利用できます。
  3. 夢の図書館
    東京八王寺にある技術雑誌専門の私設図書館です。私はまだ利用したことはありません。

雑誌の図書館というと「大宅壮一文庫」が有名ですが、技術系はほとんど無いようです。

ネット

『日立評論』,『東芝レビュー』,『NEC技報』といった論文誌は一部がネットに公開されています。

最初このことを知らなくて国会図書館で複写依頼していました。
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