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TI SN74ALS645A-1N


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74シリーズTTL末期のALS(Advanced Lowpower Schottky)が見つかりました。

SN74ALS645A-1N
Texas InstrumentsのSN74ALS645A-1Nです。「ALS」が反転文字になっていますね。

74ALSは74Sに迫る遅延の少なさと、74LSより少ない消費電流を兼ね備えたデバイスです。同時期に遅延半分・消費電流倍の74ASも登場しています。この後はCMOSへ移行(冒頭でTTL末期と書いたのはこのため)したのであまり馴染みの無い人が多いかもしれません。

私も74ALSは学生の頃は値段が高かったからかほとんど使わず(MC68kボードの74ALS00はジャンク屋でスティックを安く買ったはず)、仕事ではもっぱら3.3V系のCMOSばかり使っていたので、あまり使ったことは無いですね。

645は245と同じ双方向バッファです。違いはデータシートをざっと見比べただけではよくわかりません。

「-1」はIOLが24mAから48mAに強化されていることを示します。TTLで48mAというのはかなりのものです。おそらくはSCSIバスのドライブ用に買ったのではないかと思います。

SCSIはコントローラがドライバも内蔵していることが多いですが、外付けが必要なものもありました。動作させるだけなら(パフォーマンスを期待しなければ)I/Oポートをソフトウェアで制御することも不可能ではありません。

参考文献・関連図書: 
SN54ALS645A,SN54AS645,SN74ALS645A,SN74AS645データシート, SDAS278, Texas Instruments.
SN54ALS245A,SN54AS245,SN74ALS245A,SN74AS245データシート, SDAS272A, Texas Instruments.

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