アドレスエラー・バスエラー (その2)
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前回はMC68000/MC68008について書いたので今回はMC68010/MC68012です。
MC68010 / MC68012
MC68000/MC68008ではアドレスエラー・バスエラーからのソフトウェアによる復帰はできませんでした。それを改善したのがMC68010(とメモリ空間を拡大したMC68012)です。
そのためには例外処理を行なっている間復帰に必要な内部状態を保存しておかなくてはなりません。内部にこっそり保存するという方法も考えられなくはありませんが、MC68010ではスタックに積むことで保存します。
アドレスエラー・バスエラー発生時のスタックには以下のように29ワードという大量の情報が積まれています。