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akashiさんこんにちは。8bit+6bitと非対称なマルチプレクサを使っているとは知りませんでした。
なぜこんな設計なのか疑問に思ったので今どきのGoogleAIにプロンプトを投げてみました。
「TMS4416はなぜ非対称な8bit-rowaddressと6bit-columnaddressなのでしょうか?」
それらしい回答が得られました。

TMS4416で非対称な8ビット行アドレスと6ビット列アドレスが採用されたのは、当時の技術的な制約の中で、
性能、ピン数の削減、製造効率を最適化するための意図的な設計判断でした。
対称的な7ビットずつの分割でも16,384のメモリ位置(2^14)をアクセス可能ですが、非対称な設計には以下の重要な利点がありました。
- ページモードによる性能向上
ページモードの高速化: 8ビットの行アドレスは、より大きな「ページ」となる256(2^8)のメモリ位置を一度に指定できます。
連続アクセス: 当時の初期のコンピュータでは、連続したメモリへのアクセスが一般的でした。この場合、行アドレスを固定したまま6ビットの列アドレスを高速でインクリメントする「ページモード」を使うことで、新しい行アドレスの読み込みを待つことなく、連続的にデータを高速で転送できました。
帯域幅の向上: これにより、メモリの帯域幅が大幅に向上し、例えば画面バッファの更新といった処理が効率的に行えました。
-チップ内部のレイアウトと製造効率
物理的な配置: チップ上のメモリセルの物理的な配置も、行と列の分割に影響を与えます。
製造の最適化: 正方形の行列(行数と列数が同じ)よりも、細長い行列の方が、製造が容易だったり、特定の操作でアクセスが速かったりする場合があります。8ビットの行アドレスは、より長い、あるいはより高密度な物理的なセルアレイに対応していた可能性があります。
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結論として、非対称なアドレス方式は、特定のユースケース(特にページモード)での性能を優先し、TMS4416が使用される状況と当時の技術制約に合わせて、意図的に選択された設計上の妥協点でした。

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