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PLLシンセサイザ(その3)


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かなり間が空いてしまいましたが諦めたわけではありません。参考になりそうな本を探して読み始めてみたりしています。

そんな中でこんなものを入手しました。


MC145157P2、これまで使っていたMC145106と同じような機能のデバイスなんですが以下の点が良さそうだったので買ってみました。

  1. 基準信号側の分周器に任意の値が設定できるので水晶選択の自由度が高い
  2. 分周器の設定がシリアルなのでマイコンとの相性がいい
  3. 分周器が14ビットもあるので細かな設定ができる

残念ながらこれも過去のデバイスなので安定的に入手は出来そうもありませんが、たくさん作る必要のあるものでもないし構わないかなと。

それでは、いま参考にしている本を挙げてみます。

まずこれはいつ買ったか憶えていないぐらい古いもの、いつかじっくり読もうと積まれていたものがようやく日の目を見たというところです。

実験しながら進めていく構成ですが、残念ながらループフィルタについてはかなりあっさりしています。

いわゆる「ブレッドボード」というものの存在を初めて知ったのがこの本だったりします。

最近のお買い物(2023/2)にも書きましたが、ループフィルタが問題なのではと感じて最初に買った本です。

ループフィルタがPLL設計の肝ということで全体の約1/3を費やしています。

ループフィルタの章から読み始めて、今のではマズいらしいということはわかりましたが、ではどうするのかというところで止まっています。

違う本も読んでみようと買ってみました。

まだ届いたばかりで、全体をパラパラと見ただけです。

これも届いたばかりなのですが...... 目次を眺めていて第8章「PLL周波数シンセサイザで発生する問題とトラブル対策」というのが目を引き、その部分を先に読んでみました。

そこではロックしないなどの場合はループフィルタ出力とVCO入力間を切って動作を試す方法が書かれています。PLLシンセサイザ(その2)の前半で試したことそのものです。さらに、それが問題ないのにクローズドループで動作がおかしいならループフィルタの問題の可能性が高いとも書かれています。この辺り知識としては知らずに理屈から考えてやっていたのですが、正しい判断だったのだなと分かってまずは一安心です。

これら4冊の関連する項を一通り読んで進めたいなと考えていますが、性格的に途中で手を動かしたくなるだろうなとも思っています。失敗の許されないプロジェクトなどでは勿論ないので、それもまぁ一つの道なのかもしれません。3番目の著者の方も最初はそんなやり方をされていたみたいですし。


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