2018-12-29 23:11 — asano
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Z80 CPUは以前も取り上げましたが、その後手に入れたものを紹介したいと思います。
最初のこれはZilogのZ8400A DSHです。
私が初めて単体で買ったCPUがZ80でしたが、1983年のことなので普通に秋葉原などの店頭で売られているものは既にプラスチックDIPの時代になっていました。なのでこのようなCERDIPを入手したのは最近になってから、それも海外から中古品を探してです。
「A」はクロック4MHzを、「D」はパッケージのCERDIPを、「S」は動作温度範囲が0~70°C(つまり民生用)を表します。「H」はちょっと探してみた限りではわかりませんでした。
もう一つはMostekのMK3880N-4です。MOS Technologyという半導体メーカ(6502で有名です)と似ていますが、Mostekはまったく別の会社です。
1983年製のプラスチックDIPですね。「N」がプラスチックDIPを、「4」はもちろん4MHzを表しています。
Z80 CPUってさまざまなメーカが作っていてそれぞれ型番を付けているのでわかるものを並べてみます。
メーカ | NMOS | CMOS | 備考 |
---|---|---|---|
Zilog | Z8400 | Z84C00 | Z08400,Z084C00のように「Z」直後に「0」が入っている時期もあります |
Mostek | MK3880 | ||
NEC | μPD780 | μPD70008 | 初期の資料には「μPDZ-80」と書かれたものがあります |
Sharp | LH0080 | LH5080 | |
Toshiba | TMPZ84C00 |
これ以外にも作っていたメーカはありますので判明したものは追加していく予定です。
参考文献・関連図書:
"Z80 Family Product Specifications Handbook", Zilog.
MK3880データシート, Mostek.
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