2019-03-31 17:27 — asano
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富士通 川崎工場 テクノロジーホール、一般には非公開なのですが「富士通フェスティバル 春まつり川崎2019」の案内に「テクノロジーホール見学」とあったので行ってきました。
JR南武線の武蔵中原駅を出ると目の前に正門があります。
この雰囲気からわかるように屋台の並ぶお花見イベントなのでテクノロジーホールを目当てに来るのは少数派でしょう。
門を入って正面の大きなビルの地下1階にテクノロジーホールはあります。
沼津工場にもあったスーパーコンピュータ「京」のラック、あっちはモックアップでしたがこれは試作機か何かでしょうか。
外側のパネルが外されているので右側面の冷却水を分配している配管なんかも確認できます。裏側も近づくことはできませんが階段から見えますよ。
同じく「京」のシステムボードも取り出して見える状態で展示されていました。これが上記のラックには合計24枚(上に12枚、下に12枚)入っています。
ボード左端には多極のコネクタが並んでおり、ラック奥に接続されます。
右中央にあるのは水冷用配管の接続部です。白と黒のキャップがしてありますが、ここに給水用と排水用のチューブが接続されます。どちらが給水用だかわかりませんでしたが、ここで2本に分かれて基板の上半分と下半分を冷却します。戻ってきたらここで1本になり排水されます。
8つある銅色の長方形のものが熱交換器で、この下にCPUなどの発熱するデバイスがあります。配置から考えて左端に4つ並んでいるのが外部とのインターフェイスで、残り4つがCPUと思われます。CPUにはそれぞれ両側に4枚ずつ合計8枚のメモリモジュールが配置されていますね。
この後お目当てのFACOM 138Aと思ったのですが、残念ながら歴史的な機器のエリアは今回の公開範囲の外ということでした。動作させなくてもいいから見せてくれてもいいのに...
以前イベントで公開された例はあるらしいので、毎年通えば可能性あるのかな。
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