2019-05-27 23:54 — asano
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昨日のF3850と組み合わせて使うメモリインターフェイスも手に入れました。
F3853 SMI(Static Memory Interface)です。末尾「C」ですから動作温度範囲0°C~+70°Cの民生用ですね。1980年のフィリピン製。
前回書いたようにF3850 CPUにはアドレス回路が入っていません。Program Counter, Stack Register, Data CounterのアドレスレジスタはF3851, F3852, F3853, F3856が持っていて、CPUからはコマンドで設定・参照するようになっています。16ビット長なのでメモリ空間は64kBとなります。
メモリへのアクセス信号もF3852, F3853が出力します。読み出しのCPU READと書き込みのRAM WRITEです。なんで論理が逆になっているのでしょう?
F3853には上記のほかにプログラマブルタイマと割り込みのコントローラも持っています。
F3852にはタイマと割り込みコントローラの替わりにリフレッシュ回路とDMAサポート回路を持っています。DMAを使うにはさらにF3854 DMACも必要です。
F3852を使うかF3853を使うか迷うところですが、今なら64kB程度ならSRAMで十分であること、DMACを使う予定はないこと、タイマは欲しくなる可能性があること、といったところからF3853を選んでいます。
これも前回のF3850同様、裏側にも「3853」のマーキングがありました。
やはり予備にもう一つ確保しています。
これはMostek製のセカンドソース品 MK3853N です。この会社はZ80ファミリやDRAMを製造していたことでも有名です。
これも裏側に型番が記されていました。マレーシア製です。
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