2019-11-02 23:28 — asano
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74LS139を求めて未整理のロジックICの山を漁っていたらこんなのが出てきました。
MacronixのMX8315PC、MacronixといえばROMが有名ですがこれはクロックジェネレータです。
14.318MHzの原発振を元に、14.318MHz, 24MHzとCPUクロックを供給します。CPUクロックは20, 25, 33, 40, 50, 60, 66, 80MHzをピン入力で選択可能です。データシートによると原発振の14.318MHzと24MHzをカスタムできるみたいですね。
「J9349」から1993年製と思われます。台湾製。
裏には「Jd」とあるのみです。
データシートにはCPUクロック切り替え時に486の仕様を満たしつつ遷移するとあり、486マザーボード用のもののようです。CPUクロックを8MHzに切り替えるためのピンも用意されていて当時一般的だったターボスイッチにも対応しています。
過去に取り上げた486マザーボードを見てみたところVL/I-486SV2Gにも使われていました。これはソケット実装ではありませんでしたが、ソケット実装だったマザーボードの廃棄時に取っておいたものなのかもしれません。
参考文献・関連図書:
MX8315データシート, Macronix.
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