2020-05-29 22:54 — asano
以前タイプライタを取り上げましたが、その取説を発見しました。
これが表紙、全部で10ページ程の冊子です。
「スミス・コロナ・スタンダード・ポータブル」というのが名称のようです。一応キャリングケースに入れて持ち運べるので「ポータブル」なのでしょうが、今の感覚ではとても「ポータブル」などと呼べる重さではありません。
本文には「Galaxie Deluxe型とClassic12型のみ」といった記述があり、少なくとも以下のようなバリエーションがあったようです。
- Classic 12
- Galaxie Deluxe
- Super Sterling
うちのは「Classic 12」です。
裏表紙、シミが酷いです。
「日本総発売元 日本計算機販売株式会社」どこかで聞いたような社名だと思ったら...
ビジコン162のビジコン社の前身、Intel 4004開発のきっかけを作った日本計算機の関連会社でした。タイプライタも手がけていたんですね。
さて、あらためて取説を読んだところ前回かなりウソを書いてしまったようなのでここで訂正しておきます。
- 特注で文字の入れ替え
特注で文字を入れ替えているらしい、と書きましたが、さまざまな交換用の活字とキートップが別売されていて自分で交換できるらしいです。本書にも交換方法が記載されています。
ということは交換して外したオリジナルの活字やキートップがひょっこり発見される可能性もあるのかな - Qの左のキー
Qの左の「→」キーをTABと書きましたが、正しくはバックスペースでした。何で右矢印がバックスペースなのかと思うかもしれませんが、キャリッジを右に移動すると考えれば納得がいきます。
ちなみにTABは上部中央の長い(スペースと同じくらいの)バーでした。左右の「SET」「CLEAR」がタブ設定用というのはあっています。 - L,M,Hのレバー
印字濃度の切替だったか、などと書きましたがキーのタッチを切り替えるものでした。
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