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MN1613のステップ実行(その3)


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(その2)から1年以上経ってしまいましたが、ちょっと動きがあったので続きを書きます。

前に買ったのとは異なるショップでMN1613を発見、在庫も豊富なようだったので予備ということでもう一つ買ってしまいました。


さすがにこの特徴あるパッケージ、リマーク品の可能性はほぼ無いと思いますが、動作確認はしておきたいところです。

ということでMN1613ボードを久々に動かしてみることにしました。CPU交換前に試してみたのですが、EEPROMのデータが壊れている・EMILY Boardの仕様変更してしまったことからEMILY Boardの設定を探しなおすところから始める必要がありました。それでも動作しません。

このMN1613についてはリセット時の挙動などに不明な点が多く、対症療法的に動かしています。またトレースしてみないといけないようです。

前回はテスタとEMILY Boardコンソール併用で行ったのですが結構手間だったので、まずはトレースの環境を整備することにしました。


これ前回写真は載せていなかったような...

EMILY Boardと並列に接続するLEDボード、アドレスバスとデータバスの状態を表示します。

上の段はアドレス表示で、前回はこちらだけでした。

MR MW NC NC A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0

下の段はデータ表示、以前はテスタとEMILY Boardコンソールの併用で見ていましたが面倒だったので今回LED追加しました。

NC NC D15 D14 D13 D12 D11 D10 D9 D8 NC NC D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

ビット番号はEMILY Boardに合わせているのでMN1613とは逆なので注意してください。

最近のLEDはわずかな電流で十分な明るさが得られるのでバッファ要らずで楽できますね。

前にも書いたようにCPU固有の信号やEMILY Boardに必要の無い信号をあまり割り当てたくないので、表示したい他の信号はMN1613ボードの方で表示することにします。


MN1613ボード(CPUはまだ交換してません)には以下の回路を追加しています。

左下のLEDは以下の信号を表示します。

FSYC NC NC IOP WRT

これとLEDボードの表示を見ることでバスサイクルの種類とアドレス・データがわかります。

未実装の2つのソケットはIORサイクルでデータバスに値を送り込む準備で、まだ配線はされていません。下にスイッチかジャンパピンを並べる予定です。

右下のSN74LS00Nと押しボタンスイッチはステップ実行のためのもの、コマンド入力が面倒だったので追加しました。74LS00はチャタリング除去のためのRSフリップフロップを構成しています。

ボタンを離している間はDTAK待ちで停止しています。押すとBSAV待ちへ進み、離すと次のDTAK待ちへ進みます。

通常動作させたい場合は3つ並んでいる黄色のショートピンのうち右2つを抜きます。

これでトレースの準備ができました。前回とどこが異なっているのか見てみることにします。

参考文献・関連図書: 
MN1613データシート, National.

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